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[CL]ユーベがドルトムントに連勝で8強へ、香川は2戦とも出番なく終戦

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[3.18 欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦 ドルトムント0-3ユベントス]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は18日、決勝トーナメント1回戦第2戦を行い、ベスト8が出そろった。MF香川真司の所属するドルトムント(ドイツ)はホームでユベントス(イタリア)に0-3の完敗。2試合合計1-5となり、3シーズン連続の8強入りはならなかった。公式戦5試合ぶりのベンチスタートとなった香川は第1戦に続いて出番がなかった。

 敵地での第1戦に1-2で敗れ、ホームに戻ってきたドルトムントだったが、最悪の立ち上がりとなった。ユベントスは前半3分、DFパトリス・エブラの横パスを受けたFWカルロス・テベスがPA手前から右足を一閃。相手の意表を突く豪快なミドルシュートがゴール左隅に突き刺さり、ユベントスが先制に成功した。

 開始早々の失点で2試合合計1-3となり、勝ち抜けには最低でも2ゴールが必要になったドルトムント。ボールポゼッションではユベントスを上回るも最後のところで崩し切れず、攻めあぐねる展開が続く。前半37分、FWピエール・エメリク・オーバメヤンが遠めから強引に右足ミドルを狙うが、ゴール左に外れた。

 1点リードを保ったまま後半に折り返したユベントスは後半5分、テベスのスルーパスに抜け出したFWアルバロ・モラタが決定機を迎えるが、シュートはGKロマン・バイデンフェラーがセーブ。同11分、MFロベルト・ペレイラからパスを受けたモラタの右足シュートもバイデンフェラーが鋭い反応で弾き出した。

 後半開始からDFマルセル・シュメルツァーに代えてMFオリバー・キルヒを右SBに投入し、DFネベン・スボティッチがCB、DFソクラティス・パパスタソプロスが左SBにスライドしたドルトムントだが、なかなか流れは変わらない。後半18分にはMFヘンリク・ムヒタリアンとMFスベン・ベンダーを下げ、MFヤクブ・ブラスチコフスキとFWアドリアン・ラモスを同時投入し、交代枠を使い切った。

 ブラスチコフスキは右SBに入り、キルヒがボランチにポジションを上げ、前線はオーバメヤンとラモスの2トップ気味になったドルトムント。残り時間30分を切って勝負に出たが、ユベントスは後半25分、MFクラウディオ・マルキージオの浮き球のパスに抜け出したテベスがGKを引き付けて横パスを出し、モラタが右足で無人のゴールに押し込んだ。

 ユベントスが2-0とリードを広げる追加点は、2試合合計4-1と突破を決定づけるダメ押しゴール。これでドルトムントは4点が必要という絶望的な状況に追い込まれた。ユベントスは後半34分、ペレイラの縦パスを受けたテベスがワントラップから右足でゴールに叩き込み、3-0。2戦合計スコアを5-1とし、2シーズンぶりの準々決勝進出を決めた。


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