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内田、長友、今野も…ハリルJは故障者含め31人の“大所帯”で始動へ

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 30人を超える“大所帯”で始動する。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は19日、27日のチュニジア戦(大分)、31日のウズベキスタン戦(東京)に臨む日本代表メンバー31人を発表。23日から大分県内でスタートさせる代表合宿に向け、13日の就任会見で予告していたとおり、現在故障を抱えている選手たちも招集した。

 この日のメンバー発表会見ではポジションごとに一人ずつ名前を読み上げていったハリルホジッチ新監督。DF登録の選手を発表すると、「見てもらって分かるとおり、2人ほどケガの選手がいる。内田と長友だ」と切り出した。

 右膝に故障を抱え、ここ数試合はベンチスタートが続いているDF内田篤人(シャルケ)と、右太腿の負傷で離脱中のDF長友佑都(インテル)も招集リストに加えた指揮官は「長友は長い期間、プレーしていない。内田も膝に問題を抱えていて、プレーするかどうかは分からない状態」としながらも、「彼らが今、どんな状態かを知るためにも話していきたい。我々と一緒にいてもらって、我々の目的を彼らにも知ってもらわないといけない。そういうコミュニケーションを取っていきたいし、その意味を含め、ケガをしていても呼びたいと思っている」と、招集に踏み切った理由をあらためて説明した。

 2月の練習試合で左太腿裏を肉離れし、今季は開幕から欠場が続いているMF今野泰幸(G大阪)も選出された。「彼にも来てもらって、ケガの状態などについてコミュニケーションを取っていきたい」と話したハリルホジッチ監督。6月に始まるW杯アジア予選を見据え、限られた代表活動の機会を最大限活用するためにも、たとえケガでプレーできなくとも合宿の中で自身の考えや哲学を伝えていくつもりだ。

 ハリルジャパンの始動となる代表合宿は23日に大分県内で始まり、その後、都内へ移動し、31日のウズベキスタン戦まで続く。日本サッカー協会関係者によると、故障を抱える選手に関しても、合宿冒頭の数日のみの帯同ということではなく、あくまでフル日程で参加する予定になっているという。

(取材・文 西山紘平)

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