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香川、約半年ぶりのゴールに絶妙アシスト!!清武も1アシストでハリルJ初陣へ弾み

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[3.21 ブンデスリーガ第26節 ハノーファー2-3ドルトムント]

 ブンデスリーガは21日、第26節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でMF清武弘嗣、DF酒井宏樹の所属するハノーファーと対戦し、3-2で勝った。日本代表3選手がそろって先発した一戦は香川が1ゴール1アシストの活躍でチームの3試合ぶり勝利に貢献し、清武も1アシストを記録した。

 ドルトムントは前半11分、左サイドからマイナスのパスを受けた香川が左足でシュートを狙うが、DFがブロック。立ち上がりから攻勢に出ると、前半19分にはMFマルコ・ロイスのスルーパスに走り込んだFWピエール・エメリク・オーバメヤンが滑り込みながら右足でゴール左隅に流し込み、先制点を奪った。

 2015年になっていまだ勝利のないハノーファーも反撃に出る。前半31分、高い位置でボールを奪うと、左サイドのスペースに飛び出したMFレオナルド・ビッテンコートのマイナスのクロスにMFラース・シュティンドルが右足で合わせ、1-1。同34分にもビッテンコートが決定機を迎えたが、左足のシュートは枠を捉え切れなかった。

 ハノーファーは後半8分、3試合ぶりの先発となった酒井の右クロスにファーサイドのFWホセルが頭で合わせるが、DFマッツ・フンメルスがゴールライン上でクリア。チャンスを生かせずにいると、同10分にビッテンコートがこの日2枚目の警告を受け、退場となった。

 数的優位に立ったドルトムントは直後に勝ち越しに成功する。カウンターから右サイドをドリブルで駆け上がったMFヤクブ・ブラスチコフスキが中に切れ込みながらスルーパス。PA内右に走り込んだロイスがGKを引き付けて横パスを出し、香川が右足で無人のゴールに流し込んだ。

 香川のリーグ戦でのゴールはドルトムント復帰戦となった昨年9月13日の第3節フライブルク戦(3-1)以来、約半年ぶり。今季2ゴール目で2-1とリードを奪うと、後半16分にはMFイルカイ・ギュンドアンからパスを受けた香川がPA内左に切れ込む。右足アウトサイドで上げた絶妙なクロスにオーバメヤンがダイビングヘッドで合わせ、3-1と突き放した。

 ハノーファーも後半37分、相手ゴール前で浮いたボールを清武が絶妙なトラップから横に流し、シュティンドルが右足でゴール右上隅に流し込んだ。清武は昨年12月13日のブレーメン戦(3-3)以来、11試合ぶりとなる今季4アシスト目。2-3と1点差に追い上げると、酒井は後半40分に交代し、終盤は同点ゴールを目指して猛攻に出たが、追いつくことはできなかった。

 3-2で逃げ切ったドルトムントは、ベスト16敗退が決まった欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦のユベントス戦(0-3)から中2日で迎えた一戦で仕切り直しの1勝を挙げ、リーグ戦は3試合ぶりの白星で7戦負けなし(5勝2分)。一方のハノーファーは3連敗で10試合白星なし(4分6敗)と苦しい状況が続いている。

 バヒド・ハリルホジッチ新監督の初陣となる27日のチュニジア戦(大分)、31日のウズベキスタン戦(東京)に臨む日本代表に招集された香川、清武、酒井の3人は今後、帰国し、23日から大分市内で始まる代表合宿に合流する。


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