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2つの判定に疑問呈すシャルケ「明らかなミスジャッジ」「腹立たしい」

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[3.21 ブンデスリーガ第26節 シャルケ0-1レバークーゼン]

 ブンデスリーガは21日、第26節2日目を行い、シャルケはホームでレバークーゼンと対戦し、0-1で敗れた。4位レバークーゼンを勝ち点3で追う5位シャルケ。勝って勝ち点で並びたい一戦だったが、逆に勝ち点6差に広げられた。

 この試合で起きた2つの判定が議論を呼んでいる。シャルケの1点ビハインドで折り返した後半9分、レバークーゼンは自陣PA内でDFエメル・トプラクが戻したボールをGKベルント・レノが両手でキャッチ。GKへのバックパスに思われたが、主審は笛を吹かず、プレーは続行された。

 さらに後半37分、約1年ぶりの復帰戦となったMFジェファーソン・ファルファンの右クロスからFWケビン・プリンス・ボアテングが左足でシュート。これがPA内でDFロベルト・ヒルバートの手に当たったように見えたが、ここでも主審の笛は鳴らなかった。

 ロベルト・ディ・マッテオ監督はクラブの公式サイトで2つの判定へ疑問を呈している。

「終盤のシーンは、PKでなければならなかった。私の見解では、あれはロベルト・ヒルバートの明らかなハンドだった。そして、後半のバックパスも笛が吹かれていなければならなかった。この2つのシーンは我々にとって悪い方へ転んでしまった」

 選手たちの意見も同様のようだった。MFクリスティアン・フクスは「ハンドのシーンをもう一度見たけど、明らかに手でシュートが防がれていた。僕の意見では完全なハンドだ。バックパスのシーンも実際は明らかだった。その2つのジャッジには疑問が残る」と指摘。MFマルコ・ヘーガーはバックパスのシーンについて「主審が何を見ていたのか、僕には分からない。もしかしたらあそこで追いつけていたかもしれない」と悔やみ切れない様子で言葉を続けた。

「0-1で僕たちが負け、レバークーゼンに勝ち点差6をつけられてしまった。とても腹立たしいよ。勝ち点6はもちろん大きな差だ。これからの試合は自分たちのことに集中し、できるだけ多くの勝ち点を奪い、他のチームがこけることを願わなければならない」

 FWクラース・ヤン・フンテラールはジャッジについて「審判が僕たちに不利となる判定をした2つのシーンは、僕の見解からすると明らかなミスジャッジだ。でも、彼は違う判断をした」と言及したうえで、「僕自身がビッグチャンスを生かせなかったことはとても残念」と、チャンスに決め切れなかったことを悔やんでいた。


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