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クロップ、香川の絶妙アシストは「最高だった」

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[3.21 ブンデスリーガ第26節 ハノーファー2-3ドルトムント]

 ブンデスリーガは21日、第26節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でハノーファーと対戦し、3-2で勝った。ユルゲン・クロップ監督は3試合ぶりに獲得した勝ち点3を素直に喜んでいる。クラブの公式サイトが指揮官のコメントを伝えた。

 7試合負けなし(5勝2分)となったドルトムントは後半戦に入って1敗しかしていない。一時は最下位に落ちた順位も10位にまで浮上。残り8試合で2部との入れ替え戦となる16位まで勝ち点8差を付け、安全圏に入りつつある。

「順位表さえ見れば、今日の勝利がどれほど重要なものかきっと分かってもらえるだろう」。そう語った指揮官は「これで降格圏に対するリードは8ポイントになり、残留争いの真っ只中というわけではなくなった」と認める。とはいえ、国際Aマッチウィークが明ければ、バイエルン、ボルシアMGという上位勢との連戦が待っており、気を緩めるわけにはいかない。

「次の2試合でも勝ち点6が保証されているというわけではない。我々のプランは、とにかく勝ち点をどんどん積み上げていくことだ。ウインターブレークが明けてから18ポイントを獲得しており、1敗しかしていない。ただ、降格回避以外のことを考えるのは、その可能性が計算上なくなってからにしたい」

 この日は1-1の後半10分にハノーファーが退場者を出したことで流れがドルトムントに傾いた。後半12分、MFマルコ・ロイスのパスから香川が勝ち越しゴールを決めると、同16分には香川の右足アウトサイドの絶妙クロスにFWピエール・エメリク・オーバメヤンがダイビングヘッドで合わせ、3-1と突き放した。

「2点目と3点目のアシストは最高だった」。ロイス、香川のプレーを称えたクロップ監督。終盤に1点を返され、ハノーファーの反撃を受けたが、3-2で逃げ切り、勝ち点3をもぎ取った。「4点目を奪えていれば試合を決められたのに、そうすることはできなかった。選手たちはこの数週間のハードスケジュールで疲れていたんだと思う。終盤は本当にハラハラしたよ」。そう言って安堵の表情を浮かべていた。


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