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鹿島は連敗ストップもリード守れず…名古屋また“恩返し弾”浴びる

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[3.22 J1第3節 名古屋1-1鹿島 瑞穂陸]

 名古屋グランパス鹿島アントラーズの一戦は、1-1の引き分けに終わった。公式戦開幕5連敗だった鹿島は、連敗こそストップさせたが、相変わらず勝利なし。18日のナビスコ杯川崎F戦で今季初勝利を挙げた名古屋も、リーグ戦の初勝利はお預けとなった。

 序盤は名古屋がボールを保持してゲームを進めたが、試合を動かしたのは鹿島だった。前半32分、DF西大悟が右サイド深い位置まで切り込んでクロスを入れると、ニアのFW金崎夢生にピンポイントで合う。ヘディングシュートは右ポストを叩いたが、そのまま枠内に収まった。金崎はリーグ戦2試合連続ゴール。名古屋は前節の甲府戦でもOBの阿部翔平にゴールを許しており、2試合連続の“恩返し弾”を浴びた。

 ただ、これが今季ここまで鹿島が勝利がない理由か。リードを奪うと明らかに守りに入ってしまう。そして、名古屋は後半開始からDF竹内彬を下げてMF小屋松知哉を投入。攻撃意識を高めると、同24分、CKをDF矢野貴章が合わせて、試合を振り出しに戻した。

 両チームには27日と31日にバヒド・ハリルホジッチ新監督を迎えた日本代表の初陣を戦う本メンバー31人に選出された3名がスタメンに名を連ねていた。鹿島はDF昌子源が体を張った守備を見せ、MF柴崎岳が中盤をコントロールする。しかし勝利に導くことは出来ない。対する名古屋も5年ぶりA代表招集となったFW永井謙佑が自慢のスピードを武器に突破を図るが、後半44分のミドルシュートが力なくGKに収まるなど、決定力を見せることは出来なかった。


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