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不完全燃焼のU-22代表FW久保「代えられるのは当然」

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[3.29 AFC U-23選手権予選(リオ五輪アジア一次予選)第2戦 U-22ベトナム 0-2 U-22日本]

 ほろ苦いデビュー戦となった。AFC U-22選手権予選(リオ五輪アジア一次予選)第2戦U-22ベトナム戦は、U-22日本代表FW久保裕也(ヤングボーイズ)にとって、手倉森ジャパンの公式戦デビュー戦となったが、不完全燃焼のまま後半10分にピッチを後にすることとなった。

 この日1トップの位置に入った久保。5-4-1と守備に重心を置くベトナムを相手に日本はロングボールが多くなったものの、久保は「どうしても足下に受けようとする場面が多かったですね」と振り返ったように、中盤に下がってボールを受けようとした。しかしボールを呼び込めず、時おり最終ラインの裏へ走り込もうとも、味方との呼吸が合わずに相手にボールを渡してしまう。「もっと合わせていかないと。どういうタイミングで動いて、どういうタイミングで出てくるのかを探っていきたい」とチームメイトとの連係不足にもどかしさを滲ませた。

 今予選に向けて、チームが3月16日にマレーシア入りする中、久保は所属チームでの試合があるため、大会初戦の3日前となる24日に合流したばかり。手倉森ジャパンには昨年12月のタイ・バングラデシュ遠征に参加しただけであり、チームメイトとの連係は発展途上と言わざるを得ない。

 本人も後半10分での交代に「僕自身、動けていなかったので、今日みたいなプレーをしていたら代えられるのは当然」と話したように、本領発揮とはいかず。しかし、2日後にはU-22マレーシア戦が控えている。「とにかくゴールを目指してやりたい」と結果を求めたいとしながらも、「周りの選手ともっとうまくやりたいと思う」と少ない時間での連係向上に取り組むつもりだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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