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[MOM1337]仙台育英FW桜井敬正(新3年)_目標のプロ、「狙えよ」の後押しに応える2発

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.29 ミズノカップIN香川予選リーグ第1節 仙台育英高 3-1 野洲高 瀬戸大橋記念公園球技場]

 仙台育英高は期待のエースFW桜井敬正(新3年)が結果を残した。0-1の後半8分、櫻井はインターセプトからワンツーで抜け出すと、最後はGKとの1対1を冷静に決めて同点ゴール。さらに試合終了間際にはDF伊藤永久が獲得したPKを右足で右隅に決めた。

 昨年は宮城県選抜のエースとして国体8強進出に貢献し、全国高校総体でも2試合連続ゴールを決めている櫻井は、高い得点力と個人で打開する能力も備えた東北地区屈指のストライカーだ。だが、今回の遠征では決定力が課題に。それでも「もっと集中して取り切ろうとしている。最後のシュートやラストパスの精度、スルーパスやシュートをきっちり決めることを意識してきた。きょう、しっかり取れて勝ち切れた。遠征の課題をクリアするために、やってきて良かった」と喜んだ。

 川崎Fのスカウト部長や札幌の強化部長、千葉U-18の監督を歴任してきた城福敬監督は「彼の能力はあると思う。コンスタントに出してくれたら。次にプロへ行くなら彼やし、『狙えよ』と言ってある。『狙う』ということはこういう大会でしっかりと自分をいつも出せてね、『アイツ上手いよな』と言われるようにならないとプロにはなれない」と結果を求めている。

 この日、櫻井は指揮官の期待に即答する形で強豪から2得点。「プロ目指してやってきて、まだまだ自分足りない部分が課題としてある。クリアしてプロになれればいい」。強豪集う今大会などで結果を残し続けて夢を叶える。

(取材・文 吉田太郎)
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