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ハリルJが連勝発進!!青山、宇佐美、川又が代表初ゴール

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[3.31 JALチャレンジ杯 日本5-1ウズベキスタン 味スタ]

 日本代表は31日、JALチャレンジ杯でウズベキスタン代表と対戦し、5-1で快勝した。前半6分、MF青山敏弘の代表初ゴールで先制し、後半9分にはFW岡崎慎司が2戦連発となる追加点。後半35分に途中出場のMF柴崎岳がロングシュートを決め、3-0とリードを広げると、同37分に1点を返されたが、同38分にFW宇佐美貴史、同45分にFW川又堅碁がそれぞれ代表初ゴールを決め、ハリルジャパン初陣となった27日のチュニジア戦(2-0)に続いて連勝発進を飾った。

 日本はチュニジア戦からスタメンを総入れ替えし、DF昌子源が先発でA代表デビュー。GK川島永嗣で、4バックは右からDF内田篤人、昌子、DF森重真人、DF酒井高徳と並び、内田は昨年11月14日のホンジュラス戦以来の先発となった。中盤は青山とMF今野泰幸のダブルボランチで、トップ下にMF香川真司。青山は昨年6月24日のブラジルW杯・コロンビア戦以来の代表戦出場で、今野も先発はコロンビア戦以来となった。香川がトップ下で先発するのは2013年9月6日のグアテマラ戦以来、約1年半ぶり。前線は右からFW本田圭佑、岡崎、FW乾貴士と並び、川島、森重、酒井高、香川、本田、乾、岡崎の7人が1月23日のアジア杯準々決勝・UAE戦以来、2試合ぶりに先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 日本は前半6分、森重の縦パスから本田、岡崎、本田、乾とワンタッチで細かくつなぎ、最後はゴール前に走り込んだ香川がシュート。DFのブロックに阻まれたが、このプレーで獲得した左CKから先制点が生まれた。キッカーを務めた乾が右足でゴール前に入れると、GKがパンチングしたボールをPA手前の青山が右足ダイレクトボレー。弾丸ミドルが豪快にゴール右上隅に突き刺さり、幸先よくリードを奪った。

 青山は国際Aマッチ出場8試合目で代表初ゴール。日本は直後の前半7分、香川のスルーパスから岡崎が左足でシュートを打ったが、DFがブロック。同10分には乾、本田が立て続けにミドルシュートを狙った。前半14分、森重のロングフィードに反応した乾がPA内左に切れ込み、鋭い切り返しから右足でシュート。しかし、これもDFの体を張ったディフェンスに阻まれた。

 その後はウズベキスタンの反撃に遭う時間もあったが、積極的なプレスと素早い攻守の切り替えから球際、1対1で体を張り、決定的なチャンスはつくらせない。前半35分、香川の左クロスのこぼれ球を狙った今野の右足ボレーはゴール左へ。同45分には本田の素早いリスタートから香川がPA内に抜け出し、右足でシュートを打ったが、GKの正面を突き、前半は1-0で折り返した。

 日本は後半開始から内田、今野に代えてDF太田宏介、DF水本裕貴を投入。酒井高が右SBに回って、太田が左SBに入ると、本来はCBの水本がアンカー気味にボランチの位置でプレーした。すると後半9分、乾が左サイドからドリブルでPA内に進入。DFにつぶされたこぼれ球を太田が左足ダイレクトでゴール前に折り返すと、ファーサイドでフリーになっていた岡崎がダイビングヘッドで押し込み、ゴールネットを揺らした。

 岡崎の2戦連発となる国際Aマッチ43ゴール目で2-0。後半18分には乾に代わって2試合連続途中出場となる宇佐美が入った。直後の19分、本田が左サイドに展開し、宇佐美が右足でクロス。岡崎が飛び込んだが、わずかに届かなかった。後半24分、香川に代えて柴崎、同27分には本田に代えてFW大迫勇也を投入。これでチュニジア戦を含めた2試合でフィールドプレイヤー全25選手を起用することになった。

 柴崎はトップ下、大迫は右サイドに入り、本田が巻いていたキャプテンマークは森重に渡った。後半35分、相手のセットプレーのカウンターから前線に残っていた柴崎がゴールを空けて飛び出してきたGKの動きをよく見て、ロングシュート。これがそのままゴールネットに吸い込まれ、3-0とリードを広げた。後半37分、CKの流れから1点を返されたが、同38分、大迫からパスを受けた宇佐美がドリブルでPA内に切れ込み、右足でシュート。ゴール左のサイドネットに突き刺し、4-1と突き放した。

 宇佐美はデビュー2戦目で代表初ゴール。後半45分には柴崎の右CKに森重が頭で合わせると、GKが弾いたこぼれ球を森重がつなぎ、川又がヘディングで押し込んだ。川又の代表初ゴールで5-1。終わってみれば大量5ゴールを奪って快勝した。

(取材・文 西山紘平)

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