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[MOM1345]興國FW小國憲弥(新3年)_運動能力の高さ見せつけ攻守で脅威に

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.31 ミズノカップIN香川準決勝 明徳義塾高 0-2 興國高 瀬戸大橋記念公園球技場]

 興國高の左サイドでスケールの大きな動きを見せていたのが、FW小國憲弥(新3年)だ。スピードのある選手が前線に揃う興國の中でも運動能力が高く、興國の内野智章監督曰く大学サッカー関係者の“人気銘柄”のひとり。難しいシュートを決める一方でGKとの1対1でミスするなどまだ粗い部分もあるが、それでもスピード感あふれる攻守とパンチのあるシュートが相手にとって脅威となっていることは間違いない。

 この試合でも相手のわずかなミスを逃さず、左サイドでのインターセプトから一気にカットインして右足シュートを打ちこむシーンがあった。「守備の面でも攻撃の面でも身体を張ってやろうと思ってやっていました。相手がモタモタしていたら相手の陣地でボール奪って速い攻撃ができるようにと考えている」。相手の最終ラインと駆け引きして背後を取り、一発でサイドチェンジするキックも魅力。そして中国新人大会3位の玉野光南高と戦った強豪対決では、GKが反応出来ないほどの弾丸ライナーの左足ミドルを叩き込んで1-0での勝利へ導くなど存在感ある大会だった。

 利き足は右だが、左右両足からパンチのあるシュートを打ち込む。「(ミドルシュートには)両足自信があります。シュートはどっちの足で決めても点なので(左右関係なく)常に狙っています」。受けて、飛び出し、中距離砲も備えるアタッカー。「最近はあまり点は取れなくて。ミズノカップでは点を決めようと。まだまだ足りないです。1試合に絶対に1点は獲ってその後2点、3点獲れるようにしたいです」。スピードのあるドリブルからのシュート、MF武村萌生のラストパスやFW中野勝太のクロスへの反応など毎試合確実に決定機に絡んでる。それだけに、精度を高めてより対戦相手の脅威になる。

(取材・文 吉田太郎)
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