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FK弾の兵働がセットプレーで4ゴール演出、大分が大量6発で初勝利

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[4.1 J2第5節 大分6-2岐阜 大銀ド]

 大分トリニータが今季5戦目で待望の初勝利を飾った。ホームにFC岐阜を迎え、6-2で快勝。これまでの鬱憤を晴らすゴールラッシュで順位も18位に上げ、最下位を脱出した。岐阜は大量6失点で3連敗。1勝4敗の勝ち点3で北九州と並び、得失点差で最下位に転落した。

 前節終了時点でJ2の22クラブの中で唯一の未勝利チームとなった大分だが、この日はMF兵働昭弘のセットプレーが冴え渡った。前半9分、兵働の左CKにDF山口貴弘が頭で合わせ、先制点。同32分にも再び兵働の左CKからDF鈴木義宜がヘディングで競り勝ち、追加点を奪った。

 前半36分には右後方からのFKを兵働が左足で蹴り込み、鈴木が頭で落としたボールを山口がダイビングヘッド。山口のこの日2点目で3-0と突き放した。さらに同40分、FW永井龍のシュートがポストに当たった跳ね返りをMF西弘則が押し込み、4-0。前半アディショナルタイムにはMF風間宏矢がゴール前に上げたFKをDFがクリアし切れず、そのままネットを揺らした。

 前半だけで5-0。勝利を決定づけた大分だったが、後半26分、FW難波宏明に1点を返される。後半36分には右45度の位置から兵働が鮮やかな直接FKを決め、6-1。今季、千葉から完全移籍で加入した兵働の移籍後初ゴールでダメを押したが、後半アディショナルタイムに再び難波にゴールを許した。

 終わってみれば6-2。田坂和昭監督は試合後のインタビューで「立ち上がりから我々のサッカーを選手が体現し、得点という形で表現できたのはよかった」と、6得点を喜ぶ一方、「『2(失点)』がいらない」と、不必要な2失点に苦言を呈した。遅ればせながらの1勝。「まだまだ課題があるのでしっかりやっていきたい。ここから巻き返します」と力強く話していた。


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