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2G2Aの大活躍もドローに不満の千葉MFネイツ・ペチュニク 何を聞かれても「でも、勝っていない」

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[4.1 J2第5節 千葉4-4C大阪 フクアリ]

 チームが負けても、自分は点を取ったから満足。そんな感覚の選手もいるだろう。ジェフユナイテッド千葉のMFネイツ・ペチュニクは、その対極にいる選手かもしれない。4-4の引き分けに終わった1日のセレッソ大阪戦、ネイツは千葉が記録した4点のうち2点を自らが記録し、残る2点をアシストした。しかし、だからこそ余計に勝てなかったことが悔しいようだ。

 この試合、2トップの一角で起用されて、期待されたゴールを2つも挙げた。2ゴールの感想を問われたネイツは「2点取ることができたのは嬉しい」と言ってから、「でも、試合に勝てなかった。残念だし、腹立たしいよ」と、コメントしている。

 さらにスタートからFWでプレーしたことについても「開幕前に言ったように、僕はいろいろなポジションでプレーできる。今日は仕事ができたのかもしれないけれど、不幸にも勝てていない。今日もアディショナルタイムに追い付かれた。次は勝ちたい」と勝利を欲する。

 対戦相手であるC大阪の選手の「ネイツ・ペチュニクのボールを収める力に苦戦した。脅威だった」というコメントを伝え聞いても、「相手にとって、問題になっていたのならば嬉しいね」と喜びつつ、「でも、重要なのは個人じゃない。最終的に勝ち切れなかったのが残念」と、最後まで満面の笑みを見せることはなかった。

(取材・文 河合拓)
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