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交代出場から1分で今季初ゴールの千葉FWオナイウ「あれが決勝点になっていれば…」

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[4.1 J2第5節 千葉4-4C大阪 フクアリ]

 1点を追う後半37分、FWオナイウ阿道はピッチに送り出された。すると、直後のプレーでMFパウリーニョが強烈なミドルシュートを叩き込み、試合が振り出しに戻る。

 試合が3-3になると、さらにその1分後、中盤でボールを奪った千葉はFWネイツ・ペチュニクがFW森本貴幸にボールを預け、ボールを縦に運んだ森本からのリターンを受け、PA内に入り込む。ペチュニクがDFを引き付けたところ、インナーラップを仕掛けたのがオナイウだった。スイッチするようにボールを受け取ると、滑らかな動作でDFをかわして、右足を振り抜く。ボールは左サイドネットに決まり、千葉が再びリードを奪った。

 交代出場から、わずか1分で決めた勝ち越し点は、今季の初ゴール。「ネイツにボールが入った時、こっちに来るのが分かった。上手くボールを受けることができて、ファーストタッチで良い所に置けて、しっかり振り切れた」と、オナイウは得点シーンを振り返る。

 しかし、後半アディショナルタイムに微妙な判定の同点ゴールを決められたこともあり「あれが決勝ゴールになっていれば…。こういう試合は過去にもあった。今日も前半から良かったけど、2点取ってから少し落ちてしまった。C大阪の一人ひとりの技術の高さもあったけど、もったいない試合になった」と、4点を挙げながらも勝ち点1の獲得に終わったことを悔しがった。

 それでも当然、悪いことばかりだけではない。「チームとしては良い方向に進んでいる。失点の場面は次の試合までに3日あるから、話して修正をして、次の京都戦に臨みたい」と、前向きに語った。
(取材・文 河合拓)
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