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ミラノ市に忍び寄る危機 ミラン、インテルそろって欧州カップ戦を逃せば60年の歴史で初の屈辱

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 ミラノの街に、ある危機が忍び寄っている。華やかな街の市民を、この60年で初の落胆が襲うかもしれない。

 ミラノといえば、イタリアが誇る美しい街の一つだ。そしてその街が誇るのが、ミランとインテルというセリエAの名門クラブだ。

 だが、この数年、両クラブとも途端に不安定になった。そして、大きな危機に直面しているとイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はつづる。チャンピオンズリーグの前身のヨーロピアンカップが始まったから1955年以降で初めて、両クラブそろってヨーロッパの大会への出場権を得られないかもしれないのである。

 ミランは現在7位につけるが、ヨーロッパリーグ出場圏内の5位ナポリとは勝ち点9差がついている。インテルはそのミランを勝ち点1差で追っている。もしもともにヨーロッパリーグ出場権を逃せば、欧州の大会が始まってから60年の歴史で初めて、ミラノ市民が欧州での冒険を楽しめないことになる。

 『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、両クラブが何とかヨーロッパリーグ出場権を手にするには、残り10試合で最低でも勝ち点20-21を獲得することが必要だと試算する。両クラブにそれぞれ所属する日本代表のMF本田圭佑とDF長友佑都にとっても、自分たちの今後を左右する分岐点となりかねない。

 そんな2クラブは19日、ミラノダービーを戦う。果たして、市民を熱く盛り上げる戦いを披露することができるだろうか。

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