beacon

敵将・名波監督が、リティが…カズ48歳弾を称賛「素晴らしいゴールだった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[4.5 J2第6節 横浜FC2-3磐田 ニッパツ]

 ジュビロ磐田名波浩監督も、カズのJリーグ最年長ゴールには脱帽だ。

 5日に行われた磐田戦に先発出場した横浜FCのFW三浦知良は、前半14分、MF小池純輝の右クロスを頭で合わせて先制点を記録。カズにとっては、2013年11月3日の松本山雅FC戦以来、2季ぶりのゴール。J最年長ゴール記録は、48歳1か月10日にまで伸びた。

 敵将の42歳名波監督は、カズについて、「48歳とは思っていない。もし、14歳がスタメンで出たとしても、プロのピッチで戦っている以上、何の偏見も持っていない」とコメント。

 ゴールを奪われたことについては、「通常のエースストライカーに先に点を取られただけという気持ちだった。おそらく、カズさんのメンタリティー的にも『敗けたら意味がない』という思いだったと思う。それを踏まえて、ハーフタイムには『まずは1点』ではなく、『とにかく勝て』と言った。勝ち切れと。カズさんのゴールは僕自身を奮い立たせてくれた」と話した。

 ただ、「素晴らしいゴールではあったと思います」と、素直に称えることも忘れなかった。

 この発言を伝え聞いたカズは、「20年前にこういう立場になることは考えられなかった」とおどけてみせると、「称賛の言葉は素直にうれしく思います」と笑顔を見せた。

 また、観戦に訪れていた元西ドイツ代表で、横浜FC初代監督のリトバルスキー氏も取材に応じ、「ポジション取りも素晴らしかった。48歳の選手とは思えない」と驚きが隠し切れない様子だった。

(取材・文 児玉幸洋)

▼関連リンク
[J2]第6節 スコア速報

TOP