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「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」ライバルたちが注目するG大阪ユース、新たな試みと勝利も

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[3.15 アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ順位リーグ G大阪ユースA 2-0 東海学園高 J-GREEN堺]

 3月15日、フットボールと「ガチ」で向き合うユース年代のプレーヤーたちが自身とチームの成長を目指す第1回「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」関西大会は順位リーグを行い、決勝リーグのガンバ大阪ユースAチーム対東海学園高戦はG大阪ユースが2-0で勝った。

 先制点へ至るまでのパスワークは圧巻だった。最終ライン、中盤が数分間に渡って縦横にボールを動かし続けて最後はMF市丸瑞希主将がPAへスルーパス。これを引き出したU-18日本代表MF堂安律がファウルを受けてPKを獲得する。このPKをU-18日本代表FW高木彰人が右足で決めて先制。判定はやや東海学園にとって酷なものだったが、正確に動かし続けたパスと、ここまでわずかだった相手DFの背後への飛び出しがG大阪ユースに先制点をもたらした。

 G大阪ユースは25分にも左サイドからの大きな展開がPAへ通り、高木がDFを外してループシュート。さらに28分には市丸がPAの高木へ斜めのスルーパスを通す。そして33分、G大阪ユースは相手のクリアボールを左サイドへ展開すると、左SB初瀬亮が入れたクロスをGKがファンブル。これをMF岩本和希が右足でゴールへ沈めて2-0とした。

 G大阪ユースにとっては、この「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」が今年初めてフルメンバーの揃った試合。それでも昨年からの主力の多いチームは初戦から連動した攻守を披露した。初瀬は「結構みんなパスも合わせてきたし、裏の動き出しも良かったし、クロスの入り方だったり、得点にこだわるところも良かったと思います」。

 後半、メンバーの半数を入れ替えたG大阪ユースに対し、DF舟山和希やDF兵藤永涼が球際で強さを見せるなど3点目を封じた東海学園も反撃。3バックや、MF神谷凱士が相手のファーストディフェンスを外すと、DFを2度豪快に抜き去るなど抜群のスピードを発揮した新2年生FW伊藤祐輝がG大阪守備陣を苦しめる。それでも最後まで得点を許さなかったG大阪ユースが勝利。優勝へ王手をかけた。

 現3年生がG大阪ジュニアユース時代に中学年代3冠を達成していることもあり、各チームがG大阪ユースをライバル視している。その中でG大阪ユースはシーズンへ向けて新しい布陣や守備組織を構築中。岩本は「相手によって守備のやり方を変えながらとかを今年から始めている。全て前から行くのではなくて少し相手を引き込んでからカウンターを狙ったり、いろいろなバリエーションを持って行くというのも開幕までもうちょっと完成させた状態で見せたい」と意気込んだ。トップチームのキャンプに参加した高木、市丸、初瀬、岩本、堂安だけでない層の厚さとより強くなるためのチャレンジ。ライバルたちが最も注目するチームは貪欲にチームの向上を目指す。

[写真]G大阪ユースは前半33分、岩本が決めて2-0
 
(取材・文 吉田太郎)
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