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首位ユーベに金星の破産パルマ、監督経営のレストランがスポンサーに

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 パルマは11日、セリエA第30節でユベントスと対戦し、ホームで1-0と勝利する快挙を成し遂げた。ロベルト・ドナドーニ監督は、破産したクラブを救うためにひと肌脱いでいたようだ。イタリアメディアが報じている。

 2位ローマに勝ち点14差をつけ、リーグ4連覇に迫っている王者の白星が予想されていた一戦で、パルマはユベントスに土をつける金星をあげた。ドナドーニ監督は試合後、次のように胸を張っている。イタリアメディアが伝えた。

「呪われた一年における大きな満足だ。我々は最下位で変わらない。だが、ユーベ相手の勝利は大きな喜びだよ。サポーターと自分たちにこの素晴らしい満足をプレゼントできてうれしい。素晴らしいことを成し遂げた選手たちの功績だ。我々は堂々と今季を終えたいと思っている」

 試合当日にFWジョナタン・ビアビアニーの契約解消も発表され、来季の道筋がまだ見えない状況のパルマだが、団結して誇りを示そうと意気込んでいる。

 その想いは、この日のユニフォームのスポンサーにも表れた。ドナドーニ監督がマウロ・タソッティ氏らと共同で経営するレストランの名前があったのだ。指揮官は自らスポンサーとなり、チームを支えようとしているのである。

 ドナドーニ監督はこう続けている。

「シーズンが終わったとき、この勝利は何にもならないかもしれない。だが、前進するための良い後押しとなるはずだ。我々は犠牲を払う道を前進する。まだ何かを示したいんだ。将来に向けた良いアピールにもなる」

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