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代表復帰へアピール弾!!田中順也が鮮やかボレーで今季4点目

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[4.12 ポルトガルリーグ第28節 ビトーリア・セトゥバル1-2S・リスボン]

 ポルトガルリーグは12日、各地で第28節を行った。FW田中順也の所属するスポルティング・リスボンは敵地でビトーリア・セトゥバルと対戦し、2-1で勝利した。田中は2月22日の第22節ジウ・ビセンテ戦以来、6試合ぶりの先発出場。前半45分には今季4点目を挙げ、勝利に大きく貢献した。

 開始から攻め込んだS・リスボンは前半29分、FWカルロス・マネの左CKを相手GKが弾き、クロスバーを叩く。跳ね返りに田中が詰めたが押し込めず、相手GKを蹴りつける形になってしまい、警告を受けてしまう。それでも同39分、DFミゲル・ロペスの右クロスをマネが頭で合わせ、先制点に成功した。

 さらにS・リスボンは前半終了間際の45分、自陣からのロングフィードは相手DFにカットされてしまうが、中央にこぼれたボールをゴール前に走り込んでいた田中が左足で合わせる。鮮やかなボレーがゴール左に突き刺さり、2-0で前半を折り返した。

 S・リスボンは後半2分に韓国人FWソク・ヒョンジュンにゴールを決められ、1点差に詰め寄られる。後半16分にはセトゥバルのDFフレデリコ・ベナンシオ、同19分にはS・リスボンのDFエベルトンがこの日2枚目の警告を受けて退場。残り時間をお互いに10人で戦うことになった。

 追加点を挙げたいS・リスボンは後半25分に田中に代えて、チーム得点王のFWイスラム・スリマニを投入。直後にFWアンドレ・カリージョのミドルシュートが枠を捉えたが相手GKの好セーブに阻まれる。その後も果敢にゴールに迫ったが、追加点を挙げるに至らず、S・リスボンは田中の得点が決勝点となり2-1で逃げ切った。

 ジウ・ビセンテ戦以来、6試合ぶりに得点を挙げた田中は、ハビエル・アギーレ前監督の初陣があった9月と10月には日本代表に招集されたが、3月に就任したバヒド・ハリルホジッチ新監督の初陣には招集されなかった。終盤戦へ向けて得点という結果を残し、S・リスボンでの出場機会を増やして代表復帰を目指す。

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