beacon

[練習試合]U-18日本代表候補はMF高木が先制点でアピール

このエントリーをはてなブックマークに追加

[4.15 練習試合 U-18日本代表候補 5-0 日本体育大 日産フィールド小机]

 重苦しい空気を振り払ったのは左MF高木彰人(G大阪ユース)の一撃だった。前半36分、U-18日本代表候補はカウンターからFW小川航基(桐光学園高)が独力で敵陣中央までボールを運ぶ。左中間でそのパスを受けた高木は「ボール受けた位置がゴールの近くだった。それまではボール受けても先にパス考えちゃっていたシーンが多かったので、それを踏まえて自分の得意な場所でもあったので仕掛けようと思いました」と縦へのダミーの動きを入れてから中央へカットイン。DF2人が対応していたが、それでも強引に持ち込んでから放った右足シュートがゴールへ突き刺さった。

 攻撃を組み立てる段階でミスが出てなかなかゴールを奪えない展開の中で決めた先制ゴール。U-18日本代表候補にとって初戦となった3月のヴェルスパ大分戦に続くゴールを決めた高木は「SHですし、前のポジションなので得点でアピール出来たらいいと思っていた。得点獲れて良かったです」と喜んだ。前回の大分合宿では怪我人のいた影響で2本目のSBでもプレーしたが、ハードワークを欠かさずスピード、得点力もある高木はSHの主力候補。昨年、G大阪のトップチームでナビスコ杯に出場しているMFはこの日、インターセプトからのチャンスメークや、スピードに乗ったドリブルで仕掛けるシーンもあり、攻守で奮闘した。

 3日間行われた今回の合宿を振り返り、「雰囲気とか良かったと思います。(個人的には)声も出ていたと思うんですけど、昨日雨の中でパスとかズレたりしていたのでチームに戻って改善したい」と語った高木は「次選ばれたら(また)SHとかあると思うので、得点とかでチームに貢献できたらいいと思います」。次回の招集へ向けて、まずはチームで結果を残す。

(取材・文 吉田太郎)

TOP