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移籍後初得点に喜び爆発の浦和FW武藤「じゃない方がやりました!!」

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[4.18 J1第1ステージ第6節 浦和 2-1 横浜FM 埼スタ]

 チェルシーへの移籍報道が世間を賑わす『武藤』ではない。「じゃない方の『武藤』がやりました」(武藤雄樹)。

 前半34分に横浜FMに先制点を奪われた浦和レッズだったが、同42分に同点に追い付く。MF柏木陽介の縦パスをMF宇賀神友弥がダイレクトではたくと、PA内に侵入した武藤がボールを受ける。「宇賀神さんから良いパスが来た」と振り返った武藤は右足を振り抜いたが、ボールはポストに弾かれてしまう。しかし、そのこぼれ球にいち早く反応したのが、武藤自身。左足のシュートでゴールネットを揺らして、待望の移籍後初ゴールを奪った。

「最初のシュートはGKのタイミングを外すいい感じで打てたので、あのまま決まってほしかったですね」と苦笑したものの、「浦和に来てからポストに2回くらい弾かれていたので、今日は自分のところに返ってきてくれて良かったです」と移籍後初ゴールに頬を緩めた。

 今季、仙台から移籍してきた。「浦和に加入することが決まってから、埼スタでゴールを決めるのが一つの目標でした」とホームでのゴールを何よりの目標にしていたと語ると、「今日、それを達成できて本当に良かった。僕の名前をサポーターがすごく呼んでくれたので、最高の気持ちになれました」と感慨深げに話した。

 世間を賑わせているFC東京FW武藤嘉紀と同じ名字。しかし、本人は「意識はしてないですよ」と話すと、「じゃない方の『武藤』がやりましたと書いておいて下さい」とニンマリ。「ゴールを決めることも大事ですけど、やっぱりチームが勝つことが一番だと思います。最後に結果としてチームが優勝するのが大事なので、そのためにゴールをしっかり決めていければいいと思う」。浦和の『武藤』として初得点をきっかけに、チームのためにゴールを量産していきたいと決意を表した。

(取材・文 折戸岳彦)
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