beacon

恩返し弾の香川「悲しい、寂しい気持ちもある」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[4.18 ブンデスリーガ第29節 ドルトムント3-0パダーボルン]

 ブンデスリーガは18日、第29節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでパダーボルンと対戦し、3-0で快勝した。2-0の後半35分に追加点を決めた香川は試合後、「ホームだったので、よかったです」と、安堵の表情を浮かべた。

「やっとまたホームでゴールできたし、ファンの人にも長い間、借りがあったので……。今季は安定したプレーができていなくて、もやもやしていたので、余計にこのゴールはうれしかった。この調子で今季終わりまでプレーできたらいいなと思う」

 ブンデスリーガ公式サイトでゴールの喜びをそう表現した香川は3試合ぶりの今季3ゴール目。ホームでの得点は昨年9月13日のフライブルク戦(3-1)以来、実に約7か月ぶりだった。15日に今季限りでの退任を発表したユルゲン・クロップ監督に捧げるゴールともなり、「もちろんそういうのはあった」と、ゴールを狙っていたことも明かした。

 恩師の退任については「ニュースで知った」と言い、「監督が決めたことだからしっかりと尊重して。こればっかりはどうしようもないので」と自分に言い聞かせながらも複雑な心境を語った。

「このクラブにとっては大きな損失になると思うけど、監督自身の決断だし、(監督に)その権利がある。選手としては最後の数試合を全力でやりたい。とても感謝しているし、監督のおかげでここまでこられたと思う。もちろん少し悲しい、寂しい気持ちもある。でもビジネスですから。前を向いていかないといけない」


▼関連リンク
欧州組完全ガイド
ブンデスリーガ2014-15特集

TOP