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マインツのクラブ歴代得点王を狙う岡崎「歴史に残ることができれば」

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[4.18 ブンデスリーガ第29節 フライブルク2-3マインツ]

 ブンデスリーガは18日、第29節2日目を行い、FW岡崎慎司の所属するマインツは敵地でフライブルクと対戦し、3-2で勝った。1トップでフル出場した岡崎は今季2度目の1試合2ゴールを記録。今季通算12ゴールとなった。

 0-0で迎えた前半39分、自陣からのロングフィードを右サイドで受けたMFハイロ・サンペリオがゴール前にグラウンダーのクロス。ニアでMFユヌス・マリが引き付けた背後から岡崎が走り込み、左足で合わせると、シュートはGKの手を弾いてゴールネットを揺らした。

「本当に何でもないようなチャンスだった。ユヌス(マリ)がつぶれて、流れてきたボールだったけど、自分があそこにいなかったらゴールにはならなかったので、あそこは狙っていて良かった」。先制点のシーンをそう振り返った岡崎は前半アディショナルタイムにも左CKからゴール前混戦の中、DFニコルチェ・ノベスキがシュートを狙ったこぼれ球を左足で押し込んだ。

「ニコルチェ(ノベスキ)のところにこぼれて、ゴチャゴチャってなったけど、『こぼれて来るだろう』という自分の反応が速かったので、決められたんだと思う。ああいうときに準備ができていないこともあるので、今日はよく準備できていたと思う」と胸を張った。

 数少ない好機を生かし、2ゴール。「良いところが何もなくて、自分も何もできていなかったので、そこでゴールという結果を出してチームを楽にできたことは、ストライカーの仕事ができたと思う」と、4試合ぶりの白星に貢献した。

 昨季、シーズン15ゴールを記録し、FWアンドレ・シュールレ(現ボルフスブルク)が持つマインツのクラブ記録に並んだ岡崎は今季もここまで12ゴールを挙げ、マインツでの通算得点数を「27」に伸ばした。

「自分の中で一つ目標にしているのは、あと3点取ってマインツの通算得点記録を持っている(モハメド・)ジダンの29点を抜けたらいいなと」

 あと2点でモハメド・ジダンの記録に並び、3点でクラブ歴代得点王になる。さらに、あと4点取れば、今季16ゴールとなり、こちらもシーズン最多得点のクラブ記録を更新する。

 残り5試合でどこまでゴール数を積み上げられるか。岡崎は「もしあと4点取れれば、全部超えられるので。シーズン16得点にして、マインツに在籍した選手の中で歴史に残ることができれば」と力強く話した。


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