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カズがホームで2戦連発の横浜FCは長崎から初めて勝ち点を挙げる

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[4.19 J2第8節 横浜FC2-2長崎 ニッパ球]

 J2は19日、第8節を各地で行い、8位の横浜FCはホームのニッパツ三ツ沢球技場でV・ファーレン長崎と対戦した。前半12分にFW三浦知良のホームゲーム2戦連発となるゴールで先制した横浜FCは、後半に押し込まれて一度は逆転を許すがJリーグデビューとなったDF楠元秀真が同点ゴールを記録。このまま試合は2-2の引き分けで終わり、横浜FCは過去4戦全敗だった長崎から勝ち点1を手にした。一方の長崎は2節以降7戦負けなしとしている。

 横浜FCは前節の熊本戦(1-0)から先発2人を変更。DF野上結貴、MF寺田紳一を負傷で欠き、楠元が先発でJデビュー、MF佐藤謙介が今シーズン初先発を果たしている。3連勝と好調の長崎は、前節の京都戦と同じ先発メンバーで試合に臨んでいる。
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 立ち上がり押し込む横浜FCは、前半6分にMF佐藤が高い位置でプレスを掛けてボールを奪うと、FW大久保哲哉からのリターンパスを受けて左足でシュート。ボールは枠を越えたが、積極的な姿勢を見せた。

 前半12分、横浜FCはハーフウェーラインを越えたあたりでFKを得ると、佐藤がゴール前にロングボールを放り込む。これを大久保がヘッドで折り返すと、フリーになったFW三浦知良がヘッドで合わせる。GK植草裕樹は反応できず。カズのホームゲーム2試合連続となるゴールで、横浜FCが先制した。

 反撃に出る長崎に対して横浜FCは、M小池純輝}}を左SBにする5バックで応戦。前半43分にはボールを奪うと佐藤、MF松下年宏とボールをつなぎ、右サイドから松下がクロスを入れる。そこにDF中島崇典が飛び込んだがわずかに合わず。追加点は上げられなかった。

 後半の開始と同時に長崎は趙を下げて、DF武内大を起用した。1点を追い、反撃に出る長崎に対し、横浜FCは体を張った守備で応戦。しかし、徐々に押し込まれてプレーエリアが低くなる。

長崎は後半25分には武内からのクロスにMF{{岸田翔平}が合わせたが、枠に飛ばすことはできなかった。それでも同27分、波状攻撃からPA内に走り込んだMF梶川諒太が左足で同点ゴールをマーク。ここで横浜FCはカズを下げてMF永田拓也を投入するが、流れを変えられない。29分にも長崎はCKの流れから右サイドからイ・ヨンジェが挙げたクロスをDF李栄直がヘッドで合わせて逆転する。

 しかし、横浜FCも譲らない。31分、セットプレーで相手の選手に遅延行為で警告が出ると、素早くリスタート。左サイドから佐藤がクロスを上げると、楠元がヘッドで合わせて同点ゴールを記録した。同36分に横浜FCは小池を下げ、FW黒津勝を投入する。長崎もMF花井聖を下げて、MF三鬼海を投入し、勝ち越しゴールを目指す。

 その後も互いに決定機をつくりあったが、モノにできず。試合は2-2の引き分けに終わり、両チーム勝ち点1を分け合っている。

(取材・文 河合拓)

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