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長友、本田は不出場…ミラノダービーはスコアレス、インテルは判定に泣く

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[4.19 セリエA第31節 インテル0-0ミラン]

 セリエAは19日、第31節を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルは、同MF本田圭佑の所属するミランと対戦し、0-0で引き分けた。1-1に終わった昨年11月の対戦以来となった今季2度目の「ミラノダービー」も、勝ち点1ずつを分け合う結果に終わった。

 通算212回目となる「ミラノダービー」。両チームの順位は互いに10位前後を推移するなど、寂しいものとなっているが、さすが伝統の一戦、試合前から大いに盛り上がりを見せた。

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が視察に訪れる予定でいたダービーマッチだが、長友と本田はともにベンチからのスタートになった。

 序盤、先にペースを掴んだのはインテルだった。前半11分にはMFエルナネスが左足で弾丸ミドルを放つ。枠内を捕えるが、GKディエゴ・ロペスの横っ飛びセーブに防がれた。

 徐々に盛り返すミランも前半20分、右FWで先発したFWスソが、お返しとばかりの強烈ミドルでインテルゴールを狙う。しかしこれもGKサミール・ハンダノビッチの好セーブに遭い、ゴールラインを割ることはなかった。

 前半、唯一ゴールネットが揺れたのは29分、ミランはFKからゴール前の混戦をDFアレックスが押し込むが、惜しくもオフサイド。ゴールは認められることなく、前半もスコアレスで折り返すことになった。

 後半も最初にチャンスを作ったのはインテルだった。4分、エルナネスのスルーパスに反応したFWマウロ・イカルディの横パスをFWロドリゴ・パラシオが押し込む。ゴールネットが揺れるが、これもオフサイドと判定され、先制点にはならない。

 さらに後半27分にはインテルにビッグチャンスが生まれる。カウンターを発動し、パラシオがドリブルで持ち上がると、エリア内のエルナネスにパス。折り返しに走り込んだパラシオは届かなかったが、その後ろにいたDFフィリップ・メクセスのオウンゴールを誘発。しかし、直前のプレーでパラシオのファウルを取られ、ゴールは認められない。インテルはPKかと思われた場面が見逃されるなど、やや判定に恵まれない試合となってしまった。

 ミランは後半36分にMFアンドレア・ポーリに代えてFWアレッシオ・チェルチを投入。3枚目のカードを切ったことで、この日の本田の欠場が確定。左足首負傷のため、3試合ぶりのベンチ入りメンバー復帰となった本田だが、出場は叶わなかった。対するインテルの長友にも出番は回ってこず、注目された日本人対決は、ともに不出場で実現することはなかった。 


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