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[全日本大学選抜]FW呉屋大翔(関西学院大)「一番点を取ってきた実績と自信はある」

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 今月20日から22日にかけて、東京都内で合宿を行う全日本大学選抜。7月にはユニバーシアード競技大会が控えており、5月上旬には正式メンバーが発表される予定。今回は最後の“選考会”の意味も持ちます。合宿は26選手でスタート。ゲキサカでは全26選手のインタビューを掲載します。

 第9回目は関西学院大FW呉屋大翔(4年=流通経済大柏高)。全日本大学選抜における唯一無二の点取り屋というのは、自他共に認めるところ。しかし、スペイン遠征以降は先発から外れ、途中出場で起用されることも多くなっている。とはいえ、万全とはいえないコンディションのなかでも、関西学生リーグでは第4節を終えて、8得点と得点ランキング首位を独走中。7月のユニバへ照準を合わせ、ここから上がり曲線を描いていく。

―関西学生リーグで結果を出す中、いい形で選抜を迎えた?
「結果を出して選抜を迎えられたのは良かったですが、神川さんが見に来た立命館大戦で良くなくて、点も取れずに終わってしまって、それがすごく悔しかったです」

―今回の合宿への意気込みは?
「自分のアピールというのもありますけど、関西学院大の監督に『自分のアピールに必死になっている時期じゃない』と言われて。『いかに全日本がユニバで優勝できるかとか、いかにチームが試合に勝てるかというのを考えていかないと、お前がもし活躍してスタメンに戻ったとしても、前みたいに戻れるかはわからないぞ』と言われて。そういう気持ちが本当に大切だなと感じました。

 日韓戦のときとかスペイン遠征のときとか、すごく悔しくて。スタメンの方が上手くいかない方がいいと正直思っていたんですけど、今はどうにかチームとして良くなりたいという気持ちが強いです。最近大人になりました(笑)」

関西リーグのFW澤上竜二(大阪体育大4年=飛龍高)選手は意識する?
「2年のときは意識していましたね。澤上も同じこと言ってた?本当ですか?!その話は本人同士でしたことはないので。2年生のときは得点王争いで競っていたし、そんなに仲良くもなかったので、知らない同士だったのもあって、周りから色々言われると意識してました。今はあまり何とも思わないですね」

―澤上選手と仲良くなってからの変化は?
「長い間、一緒に試合しているので。自分がアイツに劣っている部分、勝っている部分がわかるようになった。なので逆に意識せずに、自分のなかでは勝っている気持ちですね(笑)」

―全日本大学選抜でのアピールポイントは?
「点を取ってなんぼのFWやと思っていると。神川さんからも言われました。全日本には、そんなに点を取るFWはいないから、そういうFWになるように言われました。やっぱりこのチームで一番点を取ってきたという実績と自信はあるので、そこはこだわりたいと思います」

―ユニバを控える中での課題は?
「細かいところで言うとファーストタッチとか、逆に気が利きすぎたら今の自分はないと思うんですが器用さとかですね。ファーストタッチというのは、必然的にプロになる上で必要だと思うので、そこは課題かなと思います」

―進路については。
「ユニバ前後に決めたいと思います。もうJクラブからお話しは頂いていますが、まだ悩んでいる感じです」

(取材・文 片岡涼)

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