[4.26 スイス・スーパーリーグ第29節 グラスホッパー2-2ヤングボーイズ]

　スイス・スーパーリーグは26日、第29節を各地で行った。FW久保裕也の所属する2位ヤングボーイズは敵地で7位グラスホッパー・クラブと対戦し、2-2で引き分けた。7試合ぶりに先発出場を果たした久保は、2月14日の第20節以来、9試合ぶりの今季5点目を挙げた。なお、久保は前半20分に警告を受けたということもあり、ハーフタイムで交代している。

　ヤングボーイズは前半27分、自陣からのスルーパスで左サイドを抜け出したMFレナト・シュテッフェンがドリブルでPA内まで持ち込んで、横パスを久保が右足で流し込み、先制点を挙げる。同31分にはDFアラン・ロシャのフィードを受けたMFラファエル・ヌゾロが反転からループシュートを放つも枠の上に外れた。

　さらに攻め込むヤングボーイズは前半35分、浮き球パスをPA左でピタッとおさめた久保が中央のヌゾロに決定的なパスを送るも相手DFのブロックに遭い、シュートまで持ち込めない。それでも1点リードで迎えた後半開始14秒、FWアレクサンダー・ゲルントの左クロスに3選手が飛び込み、久保と代わって入ったFWギヨーム・オアロが頭で合わせて、2-0とした。

　リードを広げたヤングボーイズだったが、後半26分に左クロスをFWヨリク・ラベに押し込まれ、1点差に詰め寄られる。さらに攻め込むグラスホッパーに対してヤングボーイズは守る時間帯が続き、後半アディショナルタイム1分に痛恨の失点を喫し、土壇場で同点に追いつかれた。試合はそのまま2-2で終了。勝ち点1を獲得するにとどまったが、この日、ルツェルンに敗れた首位バーゼルとの勝ち点差を「9」に縮めている。

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