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アーセナルとの首位攻防戦に分けたチェルシーがタイトルに近づく

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[4.26 プレミアリーグ第34節 アーセナル0-0チェルシー]

 プレミアリーグは26日、第34節を各地で開催し、2位のアーセナルと首位のチェルシーのビッグロンドンダービーが、エミレーツスタジアムで行われた。試合は0-0のスコアレスドローで終了し、チェルシーがリーグ制覇に一歩近づく結果となった。

 アーセナルに勝ち点10差をつけているチェルシーは、ジエゴ・コスタ、ロイク・レミらFW陣が負傷。ジョゼ・モウリーニョ監督は、FWディディエ・ドログバをベンチスタートにし、FWにオスカルを起用する驚きの布陣で試合に臨んだ。

 最初のビッグチャンスは、前半17分。古巣対戦となったMFセスク・ファブレガスからのロングボールを最終ラインの裏で抜けたオスカルが1タッチでシュート。ボールはゴールに向かったが、DFエクトル・ベジェリンがゴールラインを割る直前にヘッドでクリアー。オスカルは、GKダビド・オスピナと接触して倒れたが、ファウルは認められなかった。

 前半34分にはアーセナルも好機をつくる。オーバーラップを仕掛けたアレクシス・サンチェスから右サイドを攻め上がったペジェリンにパスが出る。折り返しをMFサンティ・カソルラがシュート。これはDFガリー・ケーヒルの手に当たったが、主審はプレーを流した。

 カウンターを狙うチェルシーは、前半38分にMFウィリアンからのスルーパスを受けたMFラミレスがシュートを放つが、GKオスピナにキャッチされる。押し込むアーセナルは40分にFWアレクシス・サンチェスがPA内でゴールを狙うが、シュートは左に逸れて行く。さらに44分にもMFメスト・エジルがPA内でシュートを放ったが、GKティボー・クルトワに正面で抑えられ、前半はスコアレスで終了した。

 後半の開始からチェルシーは、オスカルを下げてドログバを起用する。両チームともにシュートまで行けない時間が続く中、チェルシーは後半21分にPA外からドログバがゴールを狙うが、GKオスピナに抑えられた。24分にはアーセナルもセットプレーの流れから、DFペア・メルテザッカーがゴールを狙ったが、枠を捉えられない。

 アーセナルは後半31分にも、高い位置でDFローラン・コシールニーがボールを奪い、サンティ・カソルラにパス。カソルラがシュートを放ったが、右に逸れて行った。この直後にアーセナルはFWダニー・ウェルベックを投入し、勝負に出る。対するチェルシーは、低い位置でボールを回して時間を使う。39分にはFWオリビエ・ジルを下げてFWセオ・ウォルコットを起用したアーセナルだったが、チェルシーの守備を崩せない。

 アディショナルタイムにDFクルト・ズマを投入したチェルシーに対し、アーセナルは両サイドから攻めたてたが、エジル、ウェルベックがDFナチョ・モンレアルの折り返しに合わせられないなど、決定力を欠いた。抜かりないモウリーニョは、アディショナルタイムにさらにウィリアンを下げ、MFフアン・クアドラードを起用。このまま試合を終わらせたモウリーニョ監督は、ベンゲル監督との対戦成績を13戦連続無敗に伸ばしている。


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