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開幕戦以来の寿人弾…広島が横浜FMに逆転勝利で3連勝!!

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[4.29 J1第1ステージ第8節 横浜FM 1-2 広島 日産]

 J1は25日、第1ステージ第8節を行い、日産スタジアムでは8位の横浜F・マリノスと6位のサンフレッチェ広島が対戦し、広島が2-1の逆転勝利を収めて3連勝を飾り、4位に浮上した。

 DF小林祐三を出場停止で欠く横浜FMは、今季リーグ戦初出場となるDF比嘉祐介を右SBで先発起用。一方の広島は、前節清水戦と代わらない11人がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合はいきなり動く。前半4分、左サイドでボールを受けたFW齋藤学がゴール中央へとパスを送ると、MFアデミウソンが反応。アデミウソンがダイレクトで送ったボールを、FW伊藤翔が右足ダイレクトで流し込み、横浜FMが鮮やかな連係から先制点を奪った。さらに同8分には左サイドから切れ込んだ齋藤が一気にPA内まで侵入してシュートを狙うも、GK林卓人にストップされて追加点とはいかなかった。

 前半11分には広島が一瞬の隙を突いて好機を生み出す。ゴールキックを受けたMF喜田拓也に猛然とプレッシャーを掛けたMF青山敏弘がボールを強奪するとシュートまで持ち込んだが、GK榎本哲也の果敢な飛び出しに阻まれてネットを揺らすには至らなかった。さらに同18分には左サイドのMF柏好文のクロスをFWドウグラスが豪快にヘッドで合わせるも、シュートはゴール右に外れた。

 同点に追い付こうと広島は前半21分にも決定機を迎える。カウンターを発動させるとドウグラスが自陣から敵陣へと、ドリブルでボールを運ぶ。左サイドを駆け上がった柏がボールを呼び込んでクロスを上げると、MF柴崎晃誠が打点の高いヘディングシュートでゴールを脅かしたが、DF中澤佑二の懸命なクリアに遭ってしまう。さらに同25分にはDF塩谷司がミドルレンジから強烈なシュートを放つも枠を捉え切れなかった。

 なかなか好機を生かせなかった広島だが、前半26分に同点に追い付く。右サイドを駆け上がったMFミキッチのグラウンダーのクロスを、ドウグラスが鮮やかなトラップで相手DFをかわすと、左足でネットに突き刺して試合を振り出しに戻した。

 1-1のまま後半を迎えると、広島がシュートまで持ち込む場面を作り出し、同9分には塩谷のパスから右サイドを抜け出したドウグラスが強烈な左足シュートを放つも榎本に弾き出されてしまう。さらに同14分にはゴール前の混戦から柴崎がボレーシュートで狙ったが、これも榎本の守備範囲に飛んで勝ち越しゴールとはいかない。

 なかなか攻撃のリズムを作れない横浜FMは、後半18分に比嘉に代えてMF中村俊輔を投入して流れを変えようと試みる。しかし、同21分に広島が勝ち越しゴールを奪う。右サイドで得たFKの流れからDF水本裕貴が放ったシュートは榎本に阻まれるが、こぼれ球をFW佐藤寿人が押し込んで広島が逆転に成功した。

 その後、横浜FMの反撃をしのぎ切った広島が2-1の逆転勝利を収めて3連勝を飾った。一方の横浜FMは2試合ぶりの黒星となった。

(取材・文 折戸岳彦)
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