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アルメリア戦ノーゴールのC・ロナウド、アルベロアの得点後に憤りを露わに

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 29日のリーガエスパニョーラ第34節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのアルメリア戦に3-0で勝利したレアル・マドリーだが、ノーゴールに終わったFWクリスティアーノ・ロナウドは、得点を奪えなかったことへの憤りを露わにしている。

 今季のリーガで39得点を記録しているC・ロナウド。バルセロナFWリオネル・メッシが1点差まで迫っていることもあってか、この試合ではいつにも増してゴールへの執念を剥き出しにしていたが、決定機を物にできない状況が続いた。48分にはMFトニ・クロースのグラウンダーのクロスからネットを揺らしたかのように見えたが、これはアルメリアDFマウロ・ドス・サントスのオウンゴール。ベルナベウのスピーカーはC・ロナウドのゴールとアナウンスしたものの、選手本人は右手の人差し指を振りながら、自身のゴールではなかったことを認めている。

 そしてC・ロナウドが不満を噴出させたのは、84分に決まったマドリーの3点目の場面だった。ペナルティーエリア内左に抜け出したFWチチャリートがボールを折り返すと、フリーのC・ロナウドのすぐ前に位置していたDFアルバロ・アルベロアが、先んじてボールを押し込んだ。するとC・ロナウドは、枠内に転がったボールを右足で思い切り蹴り上げ、その後も納得がいかない様子で、うつむきながら首を何度も横に振るなどして自陣へと戻っていった。スペイン『アス』はこの場面を、「C・ロナウド、ゴールを奪い去ったアルベロアに怒る」との見出しで紹介している。

 試合後、シーズン終了まで公の場で話はしないとの公言しているC・ロナウドが、ミックスゾーンに現れることはなかった。一方アルベロアは、事態を収めるためか記者たちの質問に応じ、C・ロナウドの突発的な怒りが理解し得るものとの考えを口にしている。

「C・ロナウドの行為は見たが、別に不快に感じることはない。僕が不快に感じなければ、ほかの人間もそのような感情を覚える必要はないんだ。C・ロナウドのゴールを決める意欲は理解しているよ。彼は試合に勝つこと、そして得点を決めることを求めている。メッシとの得点王争いに勝利するためにね。僕たちは彼を助けていきたい。彼にはナンバー・ワンになる野心があり、チームはそれを歓迎しているよ」


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