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[全日本大学選抜]松下佳貴(阪南大)「チームをまとめきりたい」

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 4月20日から22日にかけて、東京都内で合宿を行った全日本大学選抜。7月にはユニバーシアード競技大会が控えており、5月上旬には正式メンバーが発表される予定。今回は最後の“選考会”の意味も持ちました。ゲキサカでは合宿へ参加した全26選手のインタビューを掲載します。

 第14回目は阪南大の中盤を支えるMF松下佳貴(4年=松山工高)。昨年度の大学選手権では、準々決勝の早稲田大戦で左まぶたを裂傷するアクシデントに見舞われたが、テーピングを巻いて止血し、試合出場を続けたファイター。今季は阪南大の主将に就任。“阪南大の心臓”が、関西学生リーグ連覇へと導く。

―攻撃も得意ということですが、今はアンカーでプレーしてますね。
「大学に入ってからは守備のプレーヤーというイメージがあるかもしれません。球際とかガツガツ行くようにしていますし。大学2年まで試合に出ることができていなかったので、守備をしないと試合に出れないなと感じるようになりました。結構、ハードワークをするようになってから、守備意識は高まりました」

―出身は松山工。
「全国的には無名ですが、愛媛では強い方の高校です。今だと県内では済美とどっこいどっこいというところでしょうか。自分たちの代は選手権予選は県決勝で済美に負けてしまいましたけど」

―昔はどんな選手だった?
「高校の時は攻撃の選手。攻撃が好きだったので、守備はサボってました。ただもともと守備が苦手ではなかったので、しんどくてサボってました。そこをサボらずにやるようになってからは逆に武器にまりました」

―阪南大の須佐徹太郎監督は松下選手が前でプレー出来ればもっと強くなるとおっしゃってました。自分でも攻撃的ポジションでプレーしたいと思っていますか?
「チーム状況として、自分が後ろでバランスを取りながらという方がいいと思います。個人としては守備もそうですけど、ラストパスとかを出せるところだと思っているので、チャンスがあればやりたいなと思ってます」

―今季は主将も任されています。
「今年からキャプテンになって、全員をまとめるというところで難しさを感じますが、人間として成長できると思って、しっかりチームをまとめきりたいと思います」

―卒業後の進路も気になるところ。
「全日本の合宿にくると、みんなでそういう話をします。自分にはまだ具体的な話はないので、そこは素直に羨ましく思います。自分はいつまでに決めたいというのもないですけど、自分のプレーをアピールしながら、プロでやっていきたいなと考えています」

(取材・文 児玉幸洋)

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