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浦和、5万3千超え埼スタ頂上決戦を制す!! クラブ新の開幕9戦無敗で首位堅持

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[5.2 J1第1ステージ第9節 浦和 1-0 G大阪 埼玉]

 J1は2日、第1ステージ第9節を行い、5万3148人が詰め掛けた埼玉スタジアムでは無敗で首位の浦和レッズと勝ち点1差で追う2位のガンバ大阪が対戦し、浦和が1-0の完封勝利を収めた。開幕からの無敗記録を9に伸ばした浦和は、首位をキープした。

 ホームの浦和は前節甲府戦から先発2人を入れ替えてMF平川忠亮とMF宇賀神友弥がスターティングメンバーに名を連ね、一方のG大阪は前節から3人を入れ替えてDF小椋祥平とMF今野泰幸、MF倉田秋を先発起用してこの一戦に臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から両チームともに積極的にシュートを放つ中、G大阪は前半12分にMF遠藤保仁からパスを受けたFW宇佐美貴史がミドルレンジから狙ったがボールは枠上に外れた。対する浦和は同15分、MF柏木陽介のFKをDF那須大亮がヘッドで合わせるも、ボールはゴール右に外れてしまう。

 その後も両チームともにゴールを脅かす場面を作るが、同18分のFWパトリックの強烈な右足シュート、同22分にはDF槙野智章のヒールパスを受けたDF森脇良太のシュートが枠を外れるなど、スコアが動かないまま試合は進んで行く。前半43分には森脇の縦パスから抜け出したFWズラタンが胸トラップからシュートを狙ったがジャストミートせず。前半はスコアレスのまま折り返すこととなった。

 0-0のまま迎えた後半6分、浦和はCKの流れからMF梅崎司がシュートを放つがGK東口順昭に阻まれる。その後、中盤での一進一退の攻防が続き、両チームともになかなかシュートまで持ち込めない時間帯が続いた。すると浦和は後半21分、平川に代えてMF関根貴大を投入して流れを変えようと試みる。

 後半23分には柏木のパスを右サイドで受けた関根が中央へ送ったパスを、ズラタンが狙ったが東口の守備範囲に飛んでネットを揺らすには至らず。同25分に浦和はFW李忠成、同26分にはG大阪がFW赤嶺真吾と攻撃なカードを切って試合を動かそうとする。

 後半31分には遠藤が直接FKを枠内に飛ばすがGK西川周作にセーブされてしまう。同33分には浦和が決定機を作り、李が至近距離からシュートを放つも相手DFにブロックされた。

 スコアが動かずに試合終盤を迎えたが、後半39分に浦和がついに先制に成功する。中央の李から左サイドでボールを受けたMF武藤雄樹の外側を宇賀神が駆け上がってボールを呼び込むと、宇賀神のグラウンダーのクロスをズラタンが押し込んでスコアを1-0とした。

 後半アディショナルタイムには7試合連続ゴールを狙う宇佐美が決定機を迎えたが、西川の好反応に阻まれるなど、その後スコアは動かず。逃げ切った浦和が1-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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