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「少し嬉しい!?」野津田、浅野のU-22代表アベック弾で広島快勝、仙台は公式戦5連敗

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[5.2 J1第1ステージ第9節 広島2-0仙台 Eスタ]

 サンフレッチェ広島がホームでベガルタ仙台に2-0で快勝した。広島は公式戦5連勝。逆に仙台は公式戦5連敗となった。

 若い力が確実な成長を遂げている。まずは今季リーグ戦初先発となったMF野津田岳人が魅せる。前半37分、MF丸谷拓也からのパスを受けると、相手をかわしてエリア外から思い切って、利き足とは逆の右足を振り抜く。「いやー、出ちゃいました」と、おどけた野津田。「今までは途中交代で出た時しか点が取れていなかった。狙ってました」と、してやったりの表情を浮かべた。

 同期のFW浅野拓磨も負けていない。後半16分から途中出場すると、同32分、MF青山敏弘のロングパス一本で裏に抜け出すと、豪快にゴールネットを揺らす。「アオくんがめっちゃいいボールを出してくれたので、決めるだけでした」と充実の汗をぬぐった浅野。応援に駆け付けていた四日市中央工の後輩たちの目の前で、貫録を示した。

 ともに20歳でU-22日本代表にも選ばれる2人。今季リーグ戦初のアベック弾でお立ち台にも上がった。野津田が「いやー、まあ…。まあ、嬉しいです」と話せば、浅野は「初めてのこの舞台に岳がいるということで、まあ、少し嬉しいです」とやり返していた。

 森保一監督も2人の成長に目を細める。コメントを求められると、「チームにいい刺激を与えてくれている。彼らを含めてチームが成長している」と喜んだ。

 対する仙台はリーグ戦4連敗、公式戦5連敗となった。アウェー戦は今季未勝利のまま。厳しい戦いが続く仙台の渡邉晋監督は「選手たちはゲームプランを遂行してくれている。責任は取る。ただ連戦で次の試合がすぐにくるので、次こそ勝ち点3を取りにに行きたい」と前を向いた。


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