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千葉、セットプレーから2発で横浜FC撃破…磐田をかわして2位浮上

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[5.3 J2第11節 千葉 3-0 横浜FC フクアリ]

 J2は3日、第11節を開催し、フクダ電子アリーナでは3位のジェフユナイテッド千葉と9位の横浜FCが対戦し、3-0の完封勝利を収めた。勝ち点3を積み上げた千葉は、磐田をかわして2位に浮上した。

 千葉は前節からMF田中佑昌に代えてMF井出遥也を、横浜FCはDF永田拓也とFW黒津勝の2選手に代えてDF中島崇典とFW大久保哲哉を先発起用してこの一戦に臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合開始早々の前半1分に千葉が好機を迎える。MF町田也真人のパスから最終ラインの裏に抜け出したFWネイツ・ペチュニクがファーストシュートを放ったが、ボールはゴール右に外れた。しかし、同17分に千葉が先制に成功する。DF中村太亮の蹴り出したCKを、ファーサイドで待ち構えていたDF金井貢史がヘッドで押し込んでスコアを1-0とした。

 前半40分には左サイドの中村からのクロスにペチュニクが飛び込んだが、シュートはジャストミートせず。先制を許した横浜FCは、なかなかシュートまで持ち込むことができずに、前半は1-0と千葉がリードしたまま折り返した。

 後半に入ると、横浜FCはMF中里崇宏に代えてDF永田拓也を投入して状況を打開しようと試みる。しかし、後半最初のチャンスを迎えたのは千葉。同3分、ゴール前で得たFKを中村が直接狙ったが、これは枠上に外れた。すると同6分、DF市村篤司が2度目の警告を受けて退場し、横浜FCは数的不利に陥ってしまう。

 数的優位に立った千葉は、このプレーで得たFKを中村が直接ねじ込んでリードを2点差に広げた。1人少なくなった横浜FCは後半19分、右サイドからのクロスを大久保がボレーで狙ったものの、GK高木駿の守備範囲に飛んでネットを揺らすには至らなかった。

 その後、両チームともにゴールを目指したが、スコアが動かないままアディショナルタイムを迎える。すると、高い位置でボールを奪った千葉が、FWオナイウ阿道のシュートのこぼれ球を田中が押し込んでダメ押しゴール。3-0のまま逃げ切った千葉が完封勝利を収めて、2位に浮上した。

(取材・文 折戸岳彦)
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