beacon

イタリアの大物記者が本田に同情 「チームと監督は彼の力を信じきれなかった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ミランMF本田圭佑はチームともども苦しいシーズンを過ごしているが、イタリアの大物記者マリオ・スコンチェルティ氏はチームとフィリッポ・インザーギ監督にも本田の不振の一因があると主張している。

 昨年1月にミランに加入し、最初の半年には本領を発揮することができなかった本田だが、今季は素晴らしいスタートを切ることに成功。セリエA開幕から7試合で6ゴールを記録し、一時は得点ランク首位にも立つ活躍で、「10番」にふさわしい力があることを認めさせたかに見えた。

 だが、その後は突然のように得点がストップ。アジア杯出場や負傷のため本田が離脱も強いられる中で、チームはアレッシオ・チェルチやスソらを同じポジションに加えたが、シーズン中盤から後半にかけてミランの調子は落ちていく一方となってしまった。

 過去に『コッリエレ・デッロ・スポルト』編集長やフィオレンティーナGD(ゼネラルディレクター)も務めた有名記者のスコンチェルティ氏は、イタリア『スカイ・スポーツ』の番組で次のように述べている。

「本田に関しては、今年は素晴らしいスタートを切ったが、負傷で流れが途切れてしまったことを思い出す必要がある。一方で、ミランも少し混乱を生み出してしまった」

「彼のポジションに多くの選手たちを重ねてしまったからだ。本田の居場所は狭まっていく一方だった。彼のクオリティーをクラブと監督が徹底的に信じることができなかったという証拠だ」

 3日のナポリ戦でも0-3の敗戦に終わり、3連敗で来季のヨーロッパリーグ出場がほぼ絶望的になった感のあるミラン。チームと本田は残りの4試合で最後の意地を見せることができるだろうか。


▼関連リンク
欧州組完全ガイド
セリエA2014-15特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP