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9年前の秘話を明かすピルロ 「レアル・マドリー行きを断ったが、後悔はない」

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 もしかしたら、さまざまなクラブや選手の運命が、大きく変わっていたかもしれない。ユベントスMFアンドレア・ピルロは、かつてレアル・マドリーへ移籍する可能性があったことを明かした。

 ユベントスは5日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグをレアル・マドリーと戦う。この試合、ピルロには思うところのある試合かもしれない。

 今から9年前、ピルロはスペインへと渡っていたかもしれないという。レアル・マドリーに加入するためだ。スペイン『アス』に語っている。

 きっかけは、名将ファビオ・カペッロの存在だ。当時、同監督はレアル・マドリーを率いており、「カペッロから2006年に声をかけられた」とピルロは明かしている。

「(当時所属していた)ミランはカルチョーポリのスキャンダルで問題を抱えていて、取引はほぼ成立しかけていた」

「でもそれからすべてが変わって、僕の契約が更新されたんだ」

 2006-07シーズン、レアル・マドリーはリーガエスパニョーラを制している。だが、カペッロのサッカーはクラブとファンに評価されず、1年でスペインの首都を離れた。もしもピルロがいたら、彼らは違う未来へと進んでいたかもしれない。

 そしてそのシーズン、CLを制したのはイタリアのクラブだ。そう、ミランである。

「移籍しなかったことへの後悔? ないね。実際、次の年に僕らはミランでチャンピオンズリーグを制したんだ」

 今、レアル・マドリーを率いるのはまたもイタリア人監督だ。カルロ・アンチェロッティもまた、ピルロにとっては深いつながりのある人物である。

「アンチェロッティは僕にとって父親のような存在だ。一緒に何年も過ごした」

「さらに後方の、それまでと違うポジションで、僕の最高のプレーを引き出してくれた。ピッチ上での僕の役割を変えてくれたんだ」

 注目のファーストレグは日本時間6日未明にキックオフされる。

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