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J通算300試合出場FW我那覇の決勝弾で讃岐が横浜FCからアウェー初勝利で今季初連勝

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[5.6 J2第12節 横浜FC1-2讃岐 ニッパツ]

 J2は6日、第12節を各地で行い、11位の横浜FCはホームのニッパツ三ツ沢競技場で15位のカマタマーレ讃岐と対戦した。前節、東京Vに勝利していた讃岐が元日本代表FW我那覇和樹の決勝ゴールもあり、2-1で今シーズンのアウェーゲーム初勝利を挙げ、今シーズン初の連勝を飾っている。横浜FCのFW三浦知良は、3試合連続でベンチ外だった。

 前半9分に横浜FCは、MF松下年宏のFKにDFパク・テホンが飛び込むが、わずかに合わない。その後もボールポゼッション率で上回る横浜FCは、最前線のFW大久保哲哉を基準点に讃岐ゴールに迫るが、守備を固める相手を前に、なかなか良い形でフィニッシュに持ち込めない。ようやく25分に左サイドからDF中島典が入れたクロスを松下が左足のボレーで合わせたが、ボールはクロスバーを越えて行った。

 守る時間帯の続いた讃岐は、前半24分に左サイドのスペースに出たボールをFW木島良輔が収め、左足でクロスを入れる。そこにMF永田亮太が飛び込んだが、ボールはクロスバーを越えた。それでも、27分には左サイドからゴール前に入れたクロスをMF沼田圭悟がヘッドでゴールに沈め、1点をリードする。

 追い掛ける展開となった横浜FCに、アクシデントが起こる。前半39分にDF楠元秀真が2枚目の警告を受けて、退場を宣告された。

 前半で数的不利となった横浜FCだったが、後半も引く讃岐を相手にボールを支配する。讃岐も前線を幅広く動く木島と我那覇の運動量を活かし、鋭い速攻から、何度か追加点を狙う。その中で得点を挙げたのは、横浜FCだった。後半27分に中里のFKをPA内で大久保がヘッドで折り返すと、パク・テホンが頭で合わせてJ初ゴールで追いつく。しかし、その4分後に讃岐はCKを得ると、J通算300試合出場となった我那覇がマークを外してヘディングシュートをゴールに流し込み、再びリードを奪った。

 終盤に横浜FCはターゲットとなる大久保にロングボールを入れるが、ヘディングシュートは右に外れるなど、チャンスを活かせずにタイムアップ。ホームゲーム未勝利の続く横浜FCは、10人になってからも攻め続けたが、讃岐の守りを崩せなかった。

 一方、決勝点の我那覇は、「(讃岐で)自分が点を取って勝ったのは初めてなので。やっと勝利に貢献出来る点が取れて、良かったと思います」と、白い歯をこぼした。

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