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アンリ氏、尻もちのドイツ代表DFに同情 「メッシは止めようがない」

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 現役時代にバルセロナでプレーした経験のある元フランス代表のティエリ・アンリ氏は、古巣の現エースFWリオネル・メッシは止めようがないと考えている。だからこそ、6日に行われたチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグで尻もちをつかされてしまったバイエルン・ミュンヘンDFにも、同情的な見方をした。

 ドイツとスペインの名門同士の対戦は、緊迫した時間が長く続いた。だが、その張りつめた空気の中で違いを生んだのは、やはりエース。77分、メッシがバルセロナに先制ゴールをもたらした。

 メッシは止まらない。先制点の3分後には、追加点を挙げている。しかも、DFジェローム・ボアテングを翻ろうして尻餅をつかせ、さらに飛び出したGKマヌエル・ノイアーの頭上を抜いてのループシュートと、ドイツ代表選手2人を手玉にとったものだった。

 イギリス『スカイ・スポーツ』でアンリ氏はこのように話している。

「バイエルンの試合への入り方は良くなかったが、後半の両チームにあまり差はなかった。だが、リオネル・メッシが勝利を決定づけた。ただし、ダニエウ・アウベスのことも大きく称賛してあげなければいけない。彼がボールを奪い返したんだからね」

「とはいえ、メッシはとにかく素晴らしい。こういう状況になり、彼について話すことが、何と多いことだろう。メッシは試合に勝ちたいと思っていたし、またもそれを成し遂げたんだ」

 2点目については、このように語っている。

「どんな選手でも、どんなタイプのDFであろうとも、メッシには左足で仕掛けられたくないはずだ。だからボアテングはメッシの右へと戻った」

「どうしようもないね。何もできやしない。ノイアーがまた止めてくれるよう願うしかない。ボアテングの倒れ方は確かに笑えたけれど、メッシに左足で仕掛けられたくないから、右へと回った。あとは何もしようがない。ボールがネットに収まり、喜ぶメッシを目にするばかりだ」

 アディショナルタイムにネイマールのゴールも決まって3-0で勝利したバルセロナは、12日に敵地でバイエルンとセカンドレグを戦う。


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