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[CL]ペップ「世界最高の監督と呼ばれることに、意味はない」

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 バイエルン(ドイツ)は12日、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグで、バルセロナ(スペイン)と対戦する。ファーストレグでバイエルンは0-3の敗戦を喫しており、逆転で決勝に進むのは簡単なことではない。それでも、セカンドレグの前日会見に臨んだペップ・グアルディオラ監督は、全力を尽くすことを誓った。

「私たちはバイエルンだ。試合前から『チャンスがない』と言ったことは、これまでに一度もない。もちろん、チャンスはある。私は常に全力を尽くす。仮に負けたとしても、キャリアが終わるわけではない」

 現在、バイエルンは公式戦で4連敗中。クラブのレジェンドであるローター・マテウス氏は、バイエルンの選手たちは現在グアルディオラ監督への信頼を失った状態であると分析している。一方、マンチェスター・シティ(イングランド)は、グアルディオラ監督を高く評価し、来シーズンからチームを任せたい意向だという。

「これまで2億回は言っていることだが、私は来シーズンもここに残る。それだけだ。バイエルンとの契約は、来シーズンまで残っているのだから、残るに決まっている」と、自身の去就について繰り返したグアルディオラ監督は、『世界で最も優れた監督』と呼ばれることに関しても、拒否反応を示した。

「世界最高の監督と呼ばれることなど、何も意味を持たない。私はチームをより高いレベルに導くことを望んでいる。私が勝てるのは、素晴らしい選手たちがいるからなんだ」

 しかし、バイエルンはセカンドレグでも、FWアリエン・ロッベン、FWフランク・リベリ、DFダビド・アラバというチームの主力を欠いて戦うこととなる。3選手の欠場を明言した指揮官は、「クオリティという面ではバルセロナが上回っている」と認めつつも、「できる限りのことはしなくてはいけない。頭とハートのどちらも使っていく。私たちは、彼ら抜きで厳しいリーグ戦を制したのだ。欧州のビッグクラブには、試合の均衡を崩す選手たちがいる。私たちは彼らを失ってしまった。彼らを含めたチーム全員で、どう戦うかを決断したかった。だが、今は彼らの不在を受け入れて戦わなければならない」と、コメントをしている。

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