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クラセン王者、三菱養和SCユースの10番・MF松井輝純「『怖い』と言われる選手に」

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 昨年の日本クラブユース選手権でJクラブ勢を連破して頂点に立った“街クラブの雄”三菱養和SCユース。今年、クラセン王者の10番を背負うのはMF松井輝純(3年)だ。U-16日本代表歴を持つ、小柄な技巧派アタッカーは今年も快進撃を支える決意。プリンスリーグ関東・桐光学園高(5月10日)後に今季の意気込みを語った。

―桐光学園戦は勝ちたかった試合だと思うが?
「勝ちたかったですね。自分が今まで6節やってきて、結果残せていないというところに、勝負強さのところで課題が残っていると思っている」

―きょうはDFの間を割って入っていくシーンがあった
「一個外せるだけじゃなくて、ラストパスなんかも外せるようにもっと精度を上げていかないといけないと思っています」

―プレミアリーグから今年はプリンスリーグを戦う
「戦い難いと思います。リーグは落ちると言っても、プリンス関東もマリノスとかいるし、レベルは高いと思います。その中で自分たちがどう結果を残して行けるか」

―去年はリーグ戦で勝ち切れなかった
「後ろが身体を張ってくれている時間帯に自分ら前の選手で収める時間をつくったり、点を取ってあげられたら一番楽だと思うんですけど、どっちかというと(押し込まれて)自分らも守備という形になってしまっている」

―去年一年間は全国大会で結果も残したが
「3年生の力が本当に凄かったので、今年のチームのテーマでもあるんですけど、いい守備から入って攻撃をしていくこと。その中で去年は相馬(勇紀、現早稲田大)君とか出してくれる人がいたので(自分は)当てて点取ることができたんですけど、今年はもっと自分とか(瀬古)樹とかと底上げしていきたい」

―今年は10番を背負う
「去年の下田(悠哉、現専修大)君が結果を求めて、結果を出した。自分もと思っているんですけど、下田君とタイプが違う。下田君は自分で行けるけれど、自分は周りを上手く使って結果とかゴールに絡めればいいと思います」

―この後予選が始まるクラブユース選手権はチャンピオンとして臨む大会
「絶対に(全国大会に)出なければいけないと思いますし、もう1回優勝目指して一歩でも上に行けるように、チームに貢献できるようにしたい」

―将来はどのように考えている?
「プロに行きたいというのはあるんですけど、今のままじゃダメだと感じている」

―その課題は?
「自分、小っちゃいんで技術で勝負していきたいんですけど、失っている部分も多いので、失わない選手でありながら、自分で仕掛けていって『怖い』と言われる選手になっていきたいと思っています」

―憧れの存在は
「アザールです。自分と同じようにあまり大きくないけれど、ドリブルのスタイルとかも憧れで、DFを一回横に外して前に入っていくという感じでやっている。ファウルももらえるし、行けるところは行ける。結構動画とかも見ているんですけど(同じようにプレーするのは)厳しいですね」

―今年、個人的に掲げている目標を
「まずはプレミア昇格です。あと個人的には、結構難しいと思うんですけどプリンスで得点王というのは狙っていた。スタートは全然ダメなので、決めていけるようにしたい」

(取材・文 吉田太郎)

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