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奥埜が「奇跡」の豪快弾など2発で仙台に8戦ぶり勝利もたらす

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[5.16 J1第1ステージ第12節 新潟0-3仙台 デンカS]

 ベガルタ仙台が敵地でアルビレックス新潟を3-0で下した。前節に浦和戦で引き分けて連敗を止めていた仙台だが、勝利となると、第4節の清水戦以来、8戦ぶりとなった。新潟は連敗。最下位甲府とも勝ち点1差に詰まってしまった。
 
 前節の浦和戦でJ1初ゴールを奪ったMF奥埜博亮が、仙台に8戦ぶりの勝利をもたらした。まずは前半10分、仙台はゴールキックが敵陣で跳ねると、MF小林裕紀のクリアミスを誘う。FW金園英学が粘ってゴール前に落とすと、走り込んだ奥埜が流し込み、先制に成功した。

 追加点は後半20分、エリア外左でボールを受けた奥埜だが、迷わず左足を一閃。アウト回転のかかったミドルがゴール右隅を捕え、さらに優位な展開に持ち込む。同34分にはスルーパスで抜け出したMFキム・ミンテが、これまた2試合連続ゴールを蹴り込み、勝利を決定づけた。

 仙台の下部組織出身の奥埜は、仙台大を経て、2012年に仙台に入団。しかしなかなか出場機会に恵まれず、13年途中から長崎にレンタル移籍。14年シーズンは39試合に出場するなど活躍し、満を持して今季より復帰を果たした。開幕からコンスタントに先発出場を続けた奥埜は、10日の浦和戦で今季初ゴールを記録。インタビューに答えた奥埜は、「(1点目は)ゾノさん(金園)が相手のDFの選手に競り勝ってくれた。こぼれると信じていたらいいパスを出してくれた。2点目はたまたまと言うか、奇跡です」と照れ笑いを浮かべていた。


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