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またルーキー鎌田が土壇場弾を演出、豊田AT弾の鳥栖が6戦ぶり勝利!!名古屋は3連敗

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[5.16 J1第1ステージ第12節 名古屋0-1鳥栖 豊田ス]

 サガン鳥栖が敵地で名古屋グランパスを1-0で下した。鳥栖は4月18日の甲府戦以来、リーグ6戦ぶりの勝ち点3を挙げた。名古屋は3戦連続完封負けとなった。

 スコアレスで終えるかと思われた後半アディショナルタイム、またも土壇場弾を高卒ルーキーが演出した。鳥栖は後半40分に最後の交代カードとして、前節の松本戦で初出場初ゴールを決めたMF鎌田大地を送り込む。すると後半アディショナルタイム4分、名古屋の守備陣の間を抜く絶妙なスルーパスを通すと、エースのFW豊田陽平が反応。豊田は前に出たGK楢崎正剛を外す華麗なシュートを右足で流し込む。前節で惜しくも連続ゴールが6戦で止まってしまっていた豊田だが、土壇場決勝弾で勝負強さを見せつけた。

 豊田にとっても記念すべきゴールになった。星稜高を卒業後、豊田スタジアムを本拠地とする名古屋でデビューを飾ったが、意外にもこれまで豊田スタジアムでのリーグ戦のゴールはなかった(日本代表では昨年11月14日のホンジュラス戦で代表初ゴールを記録)。「非常にうれしいです」と、思い出の詰まったスタジアムでのゴールを喜んだ豊田も、「鎌田大地がパスを出せる選手なので、そこを信じていた。今までいなかったタイプの選手なので、今後こういった得点も増えると思う」と、18歳ルーキーの活躍を手放しで称えた。

 対する名古屋は悪夢の3連敗。3試合連続無得点と歯車が完全にずれてしまっている。故障者を多く抱える中で、厳しい台所事情を強いられている西野朗監督も「遅攻の時の攻めのオプションがあまりにも少ない。そこで奪われてカウンターを仕掛けられている。その辺を修正しないといけないと思います」とため息交じりに話すしかなかった。


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