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PK献上に退場…酒井宏「20分間、本当に怖かった」

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[5.16 ブンデスリーガ第33節 アウクスブルク1-2ハノーファー]

 ブンデスリーガは16日、第33節を行い、DF酒井宏樹とMF清武弘嗣の所属するハノーファーは敵地でアウクスブルクと対戦し、2-1で競り勝った。昨年12月16日のアウクスブルク戦(2-0)以来、17試合ぶりの白星で、2015年初勝利。順位も16位から15位に浮上し、降格圏を脱出した。

 1-0の前半28分にPKを献上し、1-1の同点に追いつかれるきっかけをつくってしまった酒井。チームは後半9分に勝ち越して2-1と再びリードを奪ったが、後半32分に2枚目のイエローカードを受け、退場処分となった。

「チームにすごく助けられた」。ブンデスリーガ公式サイトによると、酒井は試合後、率直な胸の内を語っている。「退場は初めてだったけど、あんなに恐ろしいものだとは思わなかった。(残り)20分間、本当に怖かった」。

 10人となったハノーファーはからくも逃げ切り、実に5か月ぶりとなる白星。「すごくハラハラした。結果的にチームを不利にしてしまったので、すごく反省している。それでもチームとして戦ってくれたことがすごくうれしかったので、感極まってしまった」と、試合終了の瞬間を振り返った。

 勝ち点を34に伸ばし、残留圏の15位に浮上したハノーファー。23日の最終節では、勝ち点34で並ぶ14位フライブルクをホームに迎える。勝てば自力で1部残留が決まるが、引き分け以下なら16位以下に転落する可能性もある。この日の退場により最終節が出場停止となる酒井は「1週間、しっかりチームのサポートをしていきたい」と、ピッチ外での貢献を誓った。

▼ブンデスリーガ残留争い
※第33節終了時点
13.ヘルタ・ベルリン(35)-15
14.フライブルク(34)-10
15.ハノーファー(34)-17
16.シュツットガルト(33)-19
17.ハンブルガーSV(32)-27
18.パダーボルン(31)-33

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