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勝利に導けず「仕事ができなかった」と悔やむ長友、王者との差を肌身で感じる

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 インテルは16日、セリエA第36節ユベントス戦をホームで戦い、1-2で敗れた。2試合連続の途中出場となったDF長友佑都は、自身の役割を果たせなかったと悔しがっている。

 長友は1-1で迎えた71分、インテル1枚目の交代カードで投入された。長友がピッチに入るのと同時に、チームは4バックから3バックに変更。55番は左サイドハーフとしてプレーしている。

 ロベルト・マンチーニ監督は、「相手のハイプレスに苦しんでいた」ため、両サイドに高い位置を取らせて攻撃につなげようとしたとシステム変更を説明。長友は「運動量を多くして、攻撃にどんどん絡んでいこう」という意識で入り、その言葉どおりアグレッシブな姿勢でインテルのチャンスを演出した。

 しかし、「パフォーマンスが良くても、チームが負けたらどうしようもない」と長友は厳しい表情。「チームが勝つために入った」が、83分に失点してチームは敗れている。そういった意味で「仕事はできなかった」と自身に厳しい評価を下し、「自分を見つめ直して、また明日からやるしかない」と切り替えている。

 すでにセリエA優勝を決めているユベントスは、ミッドウィークにチャンピオンズリーグ決勝進出を決めた。20日にはコッパ・イタリアの決勝があるため、インテルとのイタリアダービーで大幅なターンオーバーを敷いている。

 それでも、両者の力関係は変わらなかった。ユベントスとの差は「ありすぎる」と長友。「質もスピード感も全然違う」と感じている。

 エースのFWカルロス・テベスはいなかったが、ユベントスは前半からFWアルバロ・モラタが抜群の存在感を見せていた。「前線の選手はタレントぞろいで、少ないチャンスでも決められる。今日はモラタでしたけど、やっぱり違った。彼がボールを持つと何かが起こる気配がある、そういう期待感があった」。長友はベンチで見ていた前半から、若きスペイン人アタッカーを脅威に感じていたそうだ。

 2戦連続で出番を与えられた長友。この2試合は、いずれも攻撃のための交代という印象だったが、残り2試合でさらにプレー機会は増えるだろうか。

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