beacon

負けない福岡、24歳ラストデー濱田の千金弾で11戦不敗

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.17 J2第14節 福岡1-0岡山 レベスタ]

 アビスパ福岡ファジアーノ岡山を1-0で下した。福岡は不敗記録をクラブ記録を更新する11戦の伸ばした。岡山は4戦ぶりの黒星。勝ちなしは6戦に伸びてしまった。

 福岡は後半21分、MF末吉隼也が縦パスを入れると、MF鈴木惇が右サイドから鋭いクロスをゴール前に入れる。DFに当たってコースが変わるが、これが幸い。セットプレーの流れでゴール前に残っていたDF濱田水輝が落ち着いて蹴り込み、均衡が破れた。

「惇くんがサイドでボールを持った時に目が合った。早いボールを入れてくれと合図を出したら、その通りのボールが来た。しっかり合わせることが出来て、入って良かったです」。濱田の今季2点目が決勝点になり、不敗記録を11戦に伸ばした。

 浦和の下部組織出身の濱田は山田直輝(現湘南)や原口元気(現ヘルタ・ベルリン)らとともに「浦和ユース黄金世代」の一員として活躍。2009年にトップチームに昇格後も世代別代表に選ばれるなど、活躍の場を広げた。しかし、クラブでは厚い選手層に阻まれ思うように出場機会を伸ばせず、13年に新潟に期限付き移籍。14年に浦和に戻ったが、今季より福岡に完全移籍した。

 開幕3戦7失点で3連敗を喫した福岡だが、井原正巳監督のもと、立て直しに成功した。以降11戦負けなし。濱田は全試合にフル出場し、好調チームを牽引している。「最初は調子がいいだけかと思ったけど、上位チームとの対戦でも勝ち切れている。でもこれに満足せず、上位を追い抜かせるように頑張っていきたいです」。

 充実感を語った濱田は明日18日には25回目の誕生日を迎える。「自分がゴール決めれると思っていなかったので、自分自身への最高のプレゼントになりました」。ようやく迎えた充実期。期待され続ける大器が、飛躍を遂げる。

TOP