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絶妙クロスで先制点アシストのDF森重「宏介に一歩近づけた」

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[5.20 ナビスコ杯第5節 F東京2-1甲府 味の素]

 鋭いボールが、ゴール前を横切った。前半41分、FC東京の先制点の場面だ。右サイドからDF森重真人が上げたクロスは、ピタリとFW武藤嘉紀に合った。「素晴らしいクロス」と武藤が絶賛するボールは、森重自身にとっても、会心だったようだ。

「あのクロスは良かった」と、自画自賛する森重にとっては、アシストを量産している左サイドバックのDF太田宏介が良い刺激になっているようだ。

「早くて落ちるようなボールは狙っていたので。ヨッチ(武藤)が見えていたわけではありませんが、ファーに何人かいるなと思って蹴りました。ああいう質のボールを蹴ることはなかなかないけれど、身近で(太田)宏介をずっと見て来たので。宏介に一歩、近づけたかなと思います」と、喜んだ。

 後半アディショナルタイムの武藤の2点目を含め、セットプレーから2点を挙げた。「セットプレーから点が取れるのは大事」と森重は言いつつも、「流れの中でも取れればいいし、流れの中で点が取れていないのは課題」と反省点を挙げることも忘れなかった。

(取材・文 河合拓)

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