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ユベントス3冠王手!延長戦制し20年ぶりコッパ制覇!!

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[5.20 コッパ・イタリア決勝 ユベントス2-1ラツィオ]

 コッパ・イタリアの決勝がローマ・オリンピコで行われ、ユベントスラツィオを2-1で下した。延長前半7分にFWアレッサンドロ・マトリが奪ったゴールが決勝点になった。ユベントスは1994-95年シーズン以来、20年ぶり10度目のコッパ・イタリア制覇を飾り、セリエAとの2冠を達成した。

 セリエAで4連覇を飾ったユベントス。欧州CLでも決勝に進んでおり、3冠に王手をかける大事な一戦になった。ラツィオは今季は現在、リーグ2位ローマと残り2試合で勝ち点1差の3位と好調。ただ、そのローマと25日に直接対決を控えているだけに消耗戦だけは避けたいところだった。

 試合は開始早々に動いた。前半4分、ラツィオは右サイドからのFKをニアでDFシュテファン・ラドゥが頭で合わせる。ルーマニア代表DFのヘディングシュートはGKマルコ・ストラーリの手を弾き、ゴールラインを越えていった。

 ただ先制をユベントスだが、慌てることはなかった。前半11分、MFアンドレア・ピルロのFKをMFパトリス・エブラが頭で折り返すと、最後はDFジョルジョ・キエッリーニが押し込み、あっという間に試合を振り出しに戻した。

 序盤に大きな動きを見せた試合だが、次の動きがなかなか見られなかった。均衡状態が保たれたまま、試合は後半戦へと向かった。

 後半に入ると試合はますます動かなくなる。迎えた最終盤、後半42分にユベントスはピルロが浮き球パスを出すと、抜け出したFWアレッサンドロ・マトリがゴールネットを揺らす。しかし、判定はオフサイドとなり、試合が決することはなかった。

 90分では決着がつかず延長戦に突入。しかし迎えた延長前半7分、ユベントスはFWカルロス・テベスの突破のこぼれ球をマトリが蹴り込む。シュートはGKエトリト・ベリシャの手を弾き、ゴールネットを揺らした。このまま2-1で120分を戦い終えたユベントスは、6月6日にバルセロナとの決勝戦を残す欧州CLとの3冠に王手をかけた。


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