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[MOM1379]流通経済大柏FW池田啓利(1年)_市船とのライバル対決で2発!

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.17 Rookie League Agroup第2節 市立船橋高 1-2 流通経済大柏高 時之栖裾野G]

 今後3年間続くであろう市立船橋高との千葉ライバル対決。その初戦で主役となったのは流通経済大柏高FW池田啓利だった。

 前日の帝京三高戦同様にこの日も最前線で必死にボールを収めようとしていた。DFとの間に身体を入れ、味方のフィードを胸でコントロール。相手の圧力を背中で受けながらもブレることなくボールをキープしていく。「中学時代にボールが収まらなくてコーチに結構言われて練習してきた。いつも努力してきたことができるようになってきたので良かった。特に胸トラ(胸でのトラップ)にこだわっていて、中学3年間、胸トラの練習をして、あと、相手を背負った時の体の使い方を意識してきた」。前線での泥臭いキープは努力の賜物。またチームの先頭に立ってハイプレスを貫徹し、チームを勢いづけた。

 そして、前線で良く体を張っていたFWは貴重な2発。前半20分、左サイドを突破したMF菊地泰智が中央へラストパスを入れる。GKがファンブルしたところをゴールへ押し込んで貴重な先制点。続いて36分には、今度は右サイドを抜け出した菊地のラストパスを右足で合わせて2点目を奪った。大一番での2ゴールに笑みを見せながらも「課題はレベルが上がってくると自分の特長である『収める』というプレーができなくなってくるので、身体が強い相手でも収められるように。なおかつ、点も取られるような選手になっていきたい」と誓った。

 池田は中学時代から流経大柏でサッカーをやることだけを考えてきた選手だ。「自分は中2のはじめから流経(への進学に)に絞っていて、ずっと流経。練習会もずっと流経しか行っていなくて、想いがあった」。まだ1年生チームではあるが、憧れのユニフォームで躍動しているFWは「自分の代で満足しないで上の代で早く出れるようにやっていきたい」。Aチームで活躍するために、日々努力していく。

(取材・文 吉田太郎)
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