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[MOM1380]静岡学園MF渡井理己(1年)_攻撃彩った静学期待の俊英

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.17 Rookie League Agroup第2節 帝京高 0-5 静岡学園高 時之栖裾野G]

 U-22日本代表のMF大島僚太(川崎F)をはじめ、毎年のように原石が徹底的に磨かれ、Jクラブや大学トップチームで戦える選手が輩出されている静岡学園高。現状でイチ押しの素材はMF渡井理己だ。163cmと小柄だが、この日も「自信あります」というボールキープと相手の隙を見つける判断力、高いパスセンスで静学の攻撃を彩った。

 この日の自身のプレーについては「途中取られる場面も多かったんですけど、ラストパスも上手く行っていた部分があったので良かった」と及第点。得意のシュートを披露することはなかったが、「チームはボールの流れの中で点を決めることもできたし、上手くコミュニケーション取れていたし、守備も整っていたので良かったと思います」と勝利を喜んだ。

 静岡県の富士市・富士宮市・駿東地区を拠点に活動するLIBERBADE出身。サガン鳥栖で活躍するSB吉田豊はLIBERBADE、静岡学園の先輩にあたる。甲府、清水で主力を担ってきた先輩ほどの野性味、力強さはないが、中学時代に身に着けたドリブルなどスキルは非常に高い。

「世界で通用するような、ドリとか判断とか、守備もできて、ゴールも取れるような全部できる選手になりたい」というMFは指導する齊藤興龍コーチも「化ける可能性がありますよ」と期待する存在。渡井は「周り囲まれちゃうと、焦ったりして取られちゃうことがある。細かいところで抜けたり、判断で繋いだりすることを身に着けるが大事だと思います。もっとテクニックを磨いて静学の中でも、全部の中でも上手くやっていけるような選手を目指す」と意気込んだ。

(取材・文 吉田太郎)
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