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浦和、鮮やか逆転勝利で無敗継続…武藤&関根弾で鹿島撃破

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[5.23 ファーストステージ第13節 浦和 2-1 鹿島 埼玉]

 J1は23日、ファーストステージ第13節を行い、埼玉スタジアムでは11戦無敗で首位の浦和レッズと8位の鹿島アントラーズが対戦し、浦和が2-1の逆転勝利を収めて開幕からの無敗を12試合に伸ばした。

 ホームの浦和は快勝した前節F東京戦から先発に変更なく、同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。一方の鹿島は前節から3人を入れ替えてGK佐藤昭大とDF植田直通、FWジネイを先発起用してこの一戦に臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から両チームともにゴールを脅かす場面を作り出す。前半12分、右サイドのMF遠藤康のクロスをジネイがヘッドで狙ったシュートは枠を捉えず。さらに同14分にはMF柏木陽介のパスをカットしたジネイがシュートまで持ち込むも、これはGK西川周作の守備範囲に飛んだ。対する浦和も同15分にFW李忠成の落としを受けたMF関根貴大、同17分にはDF槙野智章のパスからFW武藤雄樹がシュートを狙ったが、ボールはともにゴール右に外れた。

 その後、リズムを握った鹿島がシュートまで持ち込むシーンを作り出す。しかし、前半21分にはカウンターからDF西大伍、遠藤が続けざまにゴールを強襲するがともに西川がストップ。さらに同36分には、MF柴崎岳のマイナスのパスをPA内で受けたジネイが狙うも西川に足で弾き出された。ともにシュートチャンスを作った前半だったが得点は生まれず、スコアレスのまま折り返すこととなった。

 後半に入ってもスコアが動かずに試合が進むと、浦和は同16分に李に代えてFWズラタンを投入して流れを変えようと試みる。同17分には柏木の蹴り出したCKをズラタンがヘッドで合わせるが枠外に。対する鹿島は同18分に柴崎がミドルレンジから強烈なシュートを枠内に飛ばしたが、西川の横っ飛びのセーブに阻まれてしまう。

 すると、後半22分に思わぬ形で試合が動く。柴崎が後方から送ったロングボールを森脇がヘッドでクリアを試みたが、ボールはそのままゴールマウスに吸い込まれて鹿島が先制に成功する。しかし、浦和がすぐさま同点に追い付く。同26分、FW興梠慎三のスルーパスから右サイドを抜け出したズラタンが送ったクロスを、ゴール前にフリーで走り込んだ武藤がヘッドで叩き込んで試合を振り出しに戻した。

 そして後半38分に浦和が逆転に成功する。森脇のスルーパスからPA内に侵入した関根が相手DFをかわして中央に切れ込むと、豪快に右足で蹴り込んでスコアを2-1とした。この1点が決勝点となり、浦和が2-1の逆転勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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