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3失点で完敗、千葉GK高木「チームが噛み合っていなかった」

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[5.24 J2第15節 千葉 1-3 北九州 フクアリ]

 守護神は唇を噛むしかなかった。第10節熊本戦から4試合連続完封を成し遂げたジェフユナイテッド千葉だったが、前節金沢戦で5試合ぶりの失点を喫すると、北九州戦では大量3失点を喫して1-3で敗れた。GK高木駿は何よりも「最初の失点が良くなかった」と声を落とした。

 序盤から攻勢を掛けたのはホームの千葉だった。しかし、好機を生かせないと前半13分にカウンターから先制点を献上してしまう。「引き分けの後の大事な試合と分かっていたのに、ああいう試合の入り方になってしまって…。最初の失点は『軽かった』という一言に尽きます」。

 さらに0-1で迎えた後半に入ると、立て続けに失点。後半2分にスルーパスからMF小手川宏基に抜け出されると、同7分にはFW小松塁に同様にスルーパスから裏を取られて追加点を奪われた。反撃に出ようにも、「試合を通してチームが噛み合っていなかった。全員がうまくいかないと思っていて焦りもあったと思います」と高木が語ったように、得点は同45分のDF大岩一貴の1点に抑えられた。

「複数失点で負けるのは悔しいし、本当に負けるのは悔しい」と唇を噛んだ高木は、「今日はいつもできている守備ができなかった。一人ひとりが集中してなかったわけではありませんが、後手に回っている部分がありました」と声を落とした。

 この日、勝利していれば首位に立つ可能性もあっただけに「勝ち点が接近している中で、勝てば上に行けるというのは皆分かっていたと思う」と悔しさを滲ませたが、「ただ、この敗戦を一人ひとりがしっかりと考え、次は絶対に勝たないといけない」と気持ちを切り替えようとしていた。

(取材・文 折戸岳彦)
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